9人組アイドルグループ・私立恵比寿中学（以下、エビ中）の瑞季（16）、杏野なつ（16）、鈴木裕乃（15）の3人が来年4月に脱退することが26日、わかった。USTREAMの公式チャンネル『ebichu TV』の生放送で発表された。4月15日に初の東京・日本武道館単独公演も決まり、その晴れ舞台が現メンバーでの最後のステージとなる。

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　午後8時からスタートした放送で、オリジナルメンバーの瑞季（出席番号1番）は「来年春をもって私立恵比寿中学を転校（＝脱退）します。大学に進学したいという思いと、アイドルではなく、女優業に挑戦したいというのが理由です」と、時折声を震わせながら説明。杏野（同4番）は「大学進学を目指すためと、もともと目標であった女優の道を進むことを決めました」とし、来年1月から4月上旬まで英語を学ぶため海外留学をすると報告。鈴木（同8番）は「ゼロからのスタートになると思いますが、女優さんのお仕事と学業の両立を精一杯頑張っていきたい」と決意表明した。

　エビ中のメンバーは、お姉さんグループのももいろクローバーZ同様、柴咲コウ（32）、北川景子（27）らが在籍するスターダストプロモーション芸能3部に所属。同社によると、“転校”（脱退）する3人は事務所に残り、学業を優先しながら女優転向を目指す。エビ中の“校長”こと藤井マネージャーは、3分の1のメンバーが脱退後も「解散はしません。エビ中はこれからも続いていきます」と明言した。

　2009年8月に瑞季ら5人で結成されたエビ中は、メンバーの“転入・転校”を繰り返しながら、昨年5月にメジャーデビュー。今月8日には日本人歌手としては史上最速のデビュー1年7ヶ月でさいたまスーパーアリーナ公演を行い、1万1000人を動員した。来年4月15日に日本武道館単独ライブで3人を送り出し、“新生エビ中”として新たな一歩を踏み出す。