07年8月にボーカロイドソフト「初音ミク」が発売されてから6年半。いわゆる“ボカロP”としての人気をきっかけに、メジャーフィールドで活躍するクリエイターが多数生まれてきた。そして、最近目立っているのが、アーティストとしてだけでなく、作詞家/作曲家/小説家/マルチクリエイターとして活動するじん(自然の敵P)(以下、じん)のように、マルチに才能を発揮するクリエイターだ。ニコニコ動画に投稿した動画を起点として、文章やライブなど、あらゆる場所で作品の世界観を増幅させることで、楽曲の背景やストーリーを、より立体的に伝えている。 じんは、11年よりニコニコ動画にボーカロイド曲の投稿をスタートし、それらの楽曲群をベースに「カゲロウプロジェクト」として様々な展開を行ってきた。発売されたCD、自ら執筆する小説、そしてコミックは、軒並み好セールスを記録。13年5月に発売された2ndアルバム『メカクシティレコーズ』では、初登場1位を獲得(累積売上12.9万枚)。その活躍は、ニコ動発の“次世代クリエイター”の存在を一躍知らしめた。

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  • 作詞家・作曲家・小説家…マルチクリエイターとして活動するじん(自然の敵P)
  • 「カゲロウプロジェクト」の主な動きと売上実績
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