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“揚げ物界”に激震! 今年話題の「ノンフライ調理器」、ヒットの理由とは

 数えきれないほどの揚げ物メニューがある“揚げ物大国日本”に今年4月、油を使わずヘルシーに揚げ物調理ができる「ノンフライ調理器」が上陸。発売されるやいなや、カロリーが気になる女性や健康志向の人を中心に話題となり、品切れの店が続出するなど今年の調理家電を代表するヒット商品のひとつとなった。そこまでヒットした理由を、「ノンフライ調理器」をいち早く日本に取り入れたフィリップスに直撃した。

大ヒットのきっかけとなった『フィリップス ノンフライヤー』

大ヒットのきっかけとなった『フィリップス ノンフライヤー』

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◆ヒットの要因はピンポイントアピール
 日本人は健康意識が高く、脂肪やカロリーの摂取量を気にする人が多い一方で、多様な“揚げ物文化”により揚げ物が好きな人も多い。そんな背景を受け、同社は「『脂肪やカロリーは気になるけど揚げ物を食べたい!』というジレンマに悩んでいる日本人のニーズに応え、毎日の健康的な食生活をサポートできるのでは」と、海外で人気となっていた『フィリップス ノンフライヤー』を日本でも発売することを決めたという。

 また、海外では揚げ物だけでなくケーキを焼いたりグラタンを焼いたりと、さまざまな用途で使用できる点が人気だが、「日本では“ヘルシーに揚げ物調理ができる”というところに焦点をあてて機能訴求をしぼった」(同)ことで大ヒット。日本で人気の揚げ物メニューをメインとする日本オリジナルのノンフライヤー専用レシピを開発するなど、ピンポイントでアピールしたことで、当初の販売目標の4倍以上という売上へと繋がった。

◆ヘルシーだけじゃない、そのおいしさも人気の理由
 「ヘルシーでおいしい」、「揚げ物だけだと思っていたら、揚げ物以外もいろいろ料理できてビックリ」、「朝お弁当を作るのにも使えて便利」と購入者から上々の反応が寄せられているという同製品。首都圏大手企業6社、1439人に行った試食調査(※フィリップス社調べ)でも、「油で揚げたから揚げと同じぐらいかそれ以上においしい」と回答した人が94.2%と、多くの人がそのおいしさを実感したようだ。カロリーを気にするあまり“味”は後回しになりがちなヘルシーフードにおいて、実力を発揮している。

 “おいしく調理するコツ”は「から揚げ」を例にあげると、「調理中にバスケットを開けて中を確認することができるので、様子を見ながら途中で一度お肉を裏返すと、加熱ムラを防いでおいしい焼き色をつけることができます」(同)。オーブンとしても利用できるため、芋を洗ってアルミホイルに包んで焼くとふっくらとした焼き芋が作れるという、この時期ならではのレシピもおすすめ。下ごしらえをした食材をバスケットに入れて温度とタイマーをセットするだけという調理の簡単さも、「ノンフライヤー」の人気の理由のひとつだろう。

 ヘルシーなのにおいしく揚げられる「ノンフライ調理器」。健康に気を使いながらおいしい揚げ物が食べたい日本人にとって、これからますます必需品となりそうだ。

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