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人気漫画『あぶさん』、来年2月に完結! 41年の歴史に幕

 1973年から連載が続く水島新司氏の人気野球漫画『あぶさん』が、来年2月5日発売の『ビッグコミックオリジナル』(小学館)で完結することが19日、わかった。主人公・景浦安武の高校時代からプロ野球、引退後の1軍助監督昇格までを描いた41年にわたる長期連載が幕を閉じる。

41年にわたる長期連載に幕を閉じる人気野球漫画『あぶさん』(C)水島新司/小学館

41年にわたる長期連載に幕を閉じる人気野球漫画『あぶさん』(C)水島新司/小学館

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 残り3回となった連載に水島氏は、「『あぶさん』は、実際のプロ野球をリアルタイムで漫画化した初めての作品だったと思います。しかも、主人公の景浦安武は、プロ野球選手として実在の選手達と勝負してきました」とこれまでを振り返り、「数えきれないほどの多くのプロ野球選手の皆さんから応援と協力をいただきながら、この作品は育ってきたように思えます。長い長い41年間でした。最終回まであと、3話です」と感慨深げにコメントしている。

 同作は、酒豪の強打者・景浦が主人公の人気野球漫画。自身の飲酒により新潟県大会の優勝が無効になった高校時代からはじまり、ノンプロからスカウトを経て、プロ野球・南海ホークス(当時)に入団。その後、レギュラーを掴み3年連続で3冠王に輝き、2009年に引退した。翌年からは二軍助監督を務め、今年は一軍助監督に昇格。今季オフにホークスを退団し、長い野球人生の幕を下ろす。

 また、実際のプロ野球とリンクしていることでも注目を浴び、1989年には南海ホークスから福岡ダイエーホークスに変更し、本拠地も福岡に。さらに、2005年からは現在の福岡ソフトバンクホークスとなっている。

 水島氏は同作のほか、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で、ドカベンの続編に当たる『ドカベン ドリームトーナメント編』を連載している。

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