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スタジオジブリ、来夏に最新作 『アリエッティ』の米林監督起用

 宮崎駿監督の“引退宣言”後、初めて製作されるスタジオジブリの最新作が『思い出のマーニー』に決定し、2014年夏に公開されることが12日、都内で行われた「2014年ラインナップ発表会」で明らかになった。原作はイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる1967年の児童文学。監督はジブリ随一のアニメーターで、『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)を手がけた米林宏昌氏が務める。

来年夏公開スタジオジブリの新作は『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督による『思い出のマーニー』(2014年夏公開)

来年夏公開スタジオジブリの新作は『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督による『思い出のマーニー』(2014年夏公開)

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 原作は、養い親のもとを離れ、転地のため海辺の村の老夫婦にあずけられた少女アンナ。孤独なアンナは同い年の不思議な少女マーニーと友達になり毎日二人で遊ぶ。ところが、村人は誰もマーニーのことを知らなかった…。ある日、マーニーは無人のさびしい風車小屋でアンナを置き去りにし、姿を消しまてしまう。彼女を探すうちにアンナは、マーニーの思いがけない秘密を知る、少しミステリアスな物語。

 東宝の市川南取締役は、今回の映画では「舞台をイギリスから日本に置き換え、思春期の内省的な女の子・杏奈が謎の少女・マーニーとの交流を通じて心をひらいていく様子や、2人の友情が瑞々しく描くファンタジー作品になる」と説明。「日本のみならず世界のスタジオジブリファン待望の一作となることでしょう」と期待を寄せている。

 脚本・監督を務める米林氏は、今回が長編映画監督2作目。1996年スタジオジブリに入社。『もののけ姫』(97年)、『ホーホケキョ となりの山田くん』(99年)では動画、『千と千尋の神隠し』(2011年)で初めて原画を担当。その後、『ギブリーズ episode2』(02年)、『ハウルの動く城』(04年)、『崖の上のポニョ』(08年)で原画を、『ゲド戦記』(06年)では作画監督補を務めた。2010年に公開された『借りぐらしのアリエッティ』では初監督に抜てきされ、その年の邦画1位となる、観客動員765万人、興行収入92.5億円を記録した。

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