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鶴田真由が旅に出る理由「豊かな人生へのヒントが隠されている」

 これまでに公私含めて37の国・地域を訪れたという女優・鶴田真由。今夏はNHK BSプレミアムのドキュメンタリー番組の企画で、太平洋に浮かぶ楽園、ミクロネシアの島々を約1ヶ月かけて旅した。「南の島が大好き」というのも今回の出演を決めた理由の一つ。「青い海、降り注ぐ太陽…、想像を越えたエネルギーに満ちていました」と思いを馳せた。

紀行ドキュメンタリー番組でも活躍する女優の鶴田真由。今回は太平洋に浮かぶ楽園、ミクロネシアの島々を約1ヶ月かけて旅した (C)ORICON NewS inc.

紀行ドキュメンタリー番組でも活躍する女優の鶴田真由。今回は太平洋に浮かぶ楽園、ミクロネシアの島々を約1ヶ月かけて旅した (C)ORICON NewS inc.

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 日本から南へ3700キロ、東西2500キロの海域に607の島々が点在するミクロネシア連邦。今回、鶴田が訪れたのは、ポンペイ島、コスラエ島、チューク島、ポンナップ島の4島で「島によって地形も独特でしたし、自然もさまざま。言語はもちろん、固有の文化が現在も強く残り守られていて驚きました」。

 中でも印象的だったのは、チューク島から船で片道18時間かけて行く絶海の孤島・ポンナップ島で遭遇した不思議な祭。島には海図も羅針盤もなしに、星と風を頼りにカヌーで太平洋を行き来する、驚異の伝統航海術があり、それを伝えるための祭だった。

 「行くのが大変な場所だからこそ、時間の流れがゆっくりで、古くからの文化、伝統が比較的残っていて、祭の中に現代人が忘れてしまった知恵、豊かな人生へのヒントが隠されているものだと感じました。島民たちが皆、家族のようにお互いにいたわり合って生きている姿が美しかったですし、そんなコミュニティーのあり方がうらやましくもありました」。

 “旅人”としてたびたびドキュメンタリー番組に出演するようになったのは、20代後半にパキスタン北部の桃源郷フンザにホームステイしたのがきっかけ。「言葉は通じなくても、ステイ先の家族とすごく仲良くなって、本当に楽しかった。その時、テレビ番組でなければ体験できないことができて、プライベートではなかなか行かれない場所に行けるのは、仕事として魅力的だと思いました」。

 そんな鶴田の旅の極意は、好奇心。「行くからには、とことん現地に触れてきたいですし、興味を持って行くからこそ質問もいっぱい出てくる。そういう姿勢で現地の人に会うと、喜んで話してくれて…。だから、面白いし、私は旅に出るのかもしれないです。番組を通じて地球にこんなところがあることを知るだけでも十分楽しんでいただけると思いますし、旅の感動を視聴者の皆さんと分かち合えたらうれしく思います」と話している。

 今回のミクロネシアの旅は、『太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり』として12月14日(後7:30)・21日(後7:15)の2週にわたってNHK BSプレミアムで放送。前編は、首都のあるポンペイ島で、海の王様・マンタとシュノーケリングで一緒に泳いだり、世界でも類を見ない海上の巨大遺跡の謎を追って古代王の末裔に謁見し、不思議な儀式を体験したり。マングローブに囲まれたコスラエ島では、世界屈指の美しい海を満喫。

 後編では、巨大環礁の島・チューク島から太平洋の真ん中に広がる浅瀬を歩き、自然の不思議を体感。かつてトラック島と呼ばれ日本海軍の基地があったこの島で、太平洋戦争の記憶もたどる。クライマックスのポンナップ島では、伝統の航海術を伝える「ポ」の祭に密着する。

関連写真

  • 紀行ドキュメンタリー番組でも活躍する女優の鶴田真由。今回は太平洋に浮かぶ楽園、ミクロネシアの島々を約1ヶ月かけて旅した (C)ORICON NewS inc.
  • 12月21日放送『太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり』後編に登場するチューク島の環礁の海(C)NHK
  • ポンナップ島の島民と=12月21日放送『太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり』後編(C)NHK
  • ポンナップ島の島民総出で歓迎 =12月21日放送『太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり』後編(C)NHK
  • コスラエ島の美しい夕焼け=12月14日放送『太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり』後編(C)NHK
  • コスラエ島の巨大ガジュマル =12月14日放送『太平洋の楽園をゆく 鶴田真由 ミクロネシア 魅惑の島めぐり』後編(C)NHK

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