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樹木希林、全身がんと死への覚悟語る 最期は「孫の声が聞こえるところで」

 女優の樹木希林(70)が、27日放送のフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』で、全身がんの詳細や死への覚悟を告白した。同番組の密着取材に応じた樹木は、自身のがんについて「2005年に乳がんの切除をしたが、そこから3ヶ所ぐらい皮膚に転移した」といい、その後「治療して2年ぐらいしたら、また5、6ヶ所転移していた」と吐露。また、「(医師に)何がんかを聞いたら、全身がんと言われた」と淡々と語った。

死への覚悟を明かした樹木希林 (C)ORICON NewS inc.

死への覚悟を明かした樹木希林 (C)ORICON NewS inc.

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 さらに、2週間ぐらい前に検査に行ったところ、「副腎にも大きながんがあった」とさらなる転移が発覚したとし、いまはピンポイントで放射線治療をしているという。

 また、死への覚悟を聞かれると「常に思ってる。皆さんは果てしなく生きると思っているでしょ? いまはいつ何があってもおかしくない。畳の上で死ねたら上出来」と達観。今後への思いについては「自分が生きたってことが、他人の迷惑にならないよう、自分が生きていることによって、出すゴミがないよう思ってます」と答えていた。

 娘婿でもある俳優の本木雅弘からは「どういうところで死にたいですか?」と質問されたといい、「病院よりはうちのほうがいい。孫の声が聞こえるところで死にたいと伝えた。彼は“おくりびと”ですから」と清々しい表情で紹介。

 夫の内田裕也からは「なんで(がんに)なったんだって聞かれた」と明かし、「頑張れよと励まされた。優しいです」と微笑んでいた。

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