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木村佳乃、第2子出産で「あらゆる世界が広がった」

 女優の木村佳乃が、出産後の復帰作としてフジテレビ系ドラマ『森村誠一サスペンス 孤独の密葬〜翻訳家の殺人推理〜』(11月1日放送、後9:00)に主演することが19日、わかった。夫で歌手・俳優の東山紀之も森村氏原作のドラマ『新・棟居刑事シリーズ』(テレビ朝日系)に主演しているが、木村も「“いつか、先生の作品に出演したい”とお話させていただいていたので、出演が決まった時は本当にうれしかったです」と話している。

11月1日に放送の木村佳乃主演ドラマ。金曜プレステージ「壮絶!女のミステリー」『森村誠一サスペンス 孤独の密葬〜翻訳家の殺人推理〜』

11月1日に放送の木村佳乃主演ドラマ。金曜プレステージ「壮絶!女のミステリー」『森村誠一サスペンス 孤独の密葬〜翻訳家の殺人推理〜』

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 ドラマは、孤独死した30代後半の女性が以前に住んでいたアパートに、木村演じる主人公・中川素子が引っ越してくるところから始まる。亡くなった女性は家賃が払えなくなり部屋を追い出され、最後はネットカフェで寝泊まりしていたという。仕事も思いどおりにいかず、恋人もいない孤独な日々を過ごしていた素子は、ひとごととは思えず、事件について独自に調査を始める。共演は、萩原聖人倉科カナ江波杏子ほか。

 同ドラマが撮影されたのは、昨年11月。今年5月末に誕生した次女の妊娠中だったが、「自分とは真逆のキャラクターで、ある意味とても難しい役」を演じ切った。「“きょうは一日誰ともしゃべりませんでした”というモノローグがあるんですが、私は朝起きてから夜寝るまでしゃべりっぱなし(笑)。心の中に5、6キロのおもりを抱えているとイメージで演じました」。

 作品のテーマは、孤独。「森村先生の原作は、人間の中に潜んでいる暗い部分を描いた作品が多いように感じています。今作の素子は、独りでいつも自分のことばかり考えていたからこそ、孤独にとらわれてしまったのかな。でも、人は誰しも孤独な部分を持っていると思いますし、この作品を観て自分の中の孤独について考えてしまうかもしれませんね」。

 2児の母となった木村は「あらゆる世界が広がりましたね。私も独りのときは、自分のことだけでしたが、今は子どもが最優先になって、自分のことは後回し。それが幸せでもあるのかな」と微笑んだ。

 結婚しても、子どもが生まれても、女優の仕事を続けると決めていたという。「働く母の後ろ姿をみせることも教育かな。緩急をつけながら両立させていきたいと思っています」とキッパリ。「いろんな人生を擬似体験できるのは楽しいです。ご縁があって共演した方々と、相手役の俳優さんと擬似恋愛したり、子役の子どものことを本当にかわいいと思って家族のように密な時間を過ごしたり、そういう撮影中の瞬間、瞬間がとても貴重なものに思えるようになりました」と充実した表情をみせていた。

 11月のフジテレビ・金曜プレステージ枠(金曜 後9:00)は、3週連続で「壮絶!女のミステリー」と銘打ち、木村主演の『孤独の密葬』に続いて、8日に高島礼子主演『医療捜査官 財前一二三(4)』、15日に松下由樹主演『強行犯係・魚住久江〜ドルチェ2』を放送する。

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  • 11月1日に放送の木村佳乃主演ドラマ。金曜プレステージ「壮絶!女のミステリー」『森村誠一サスペンス 孤独の密葬〜翻訳家の殺人推理〜』
  • 共演の萩原聖人=11月1日に放送の木村佳乃主演ドラマ『森村誠一サスペンス 孤独の密葬〜翻訳家の殺人推理〜』
  • 共演の倉科カナ=11月1日に放送の木村佳乃主演ドラマ『森村誠一サスペンス 孤独の密葬〜翻訳家の殺人推理〜』

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