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秋元才加、卒業公演で大粒の涙 “卒アル”プレゼントに大感激

 AKB48秋元才加(25)が28日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。2006年4月1日の初舞台から“チームK”一筋、7年5ヶ月。笑いに満ちた公演だったが、同期7人に囲まれ歌った卒業ソング「強さと弱さの間で」を歌うと、こらえきれずに大粒の涙。最後のあいさつでも感謝の気持ちを伝えると、両手であふれる涙をぬぐった。

卒アルのプレゼントに涙する秋元才加 (C)AKS

卒アルのプレゼントに涙する秋元才加 (C)AKS

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 前夜の板野友美に続き、チームKの花形メンバーがまた一人、劇場から巣立った。キャプテンとして2夜連続で仲間を送り出す形となった大島は「おばあちゃんになっても、お墓に行くまで、いろんな思い出を作れたら」と、“心友”と呼ぶ秋元の門出を笑顔で祝った。

 劇場にはチームKのメンバーのほか、長身コンビ“ツインタワー”の相方で、中国・上海のSNH48に活動を一本化した宮澤佐江(23)、同期のOG河西智美(21)、増田有華(22)、松原夏海(23)らも駆けつけ、劇場デビュー当初、年上・年下構わずに本気でぶつかり、ケンカしていた秋元の思い出話に花を咲かせた。

 大島からは「AKB48グループ全員からメッセージを集めた」というアルバムを贈呈された。自身が増田の卒業公演でボロ泣きした表紙の写真に笑い崩れ、エメラルドグリーンのドレス姿でステージに寝そべった。ファンには見せられない写真も満載のプレゼントを「未完成だから返して」と奪い返されるも「すっごい幸せ」と白い歯をみせた。

 秋元は2006年2月に「第2期AKB48追加メンバーオーディション」に合格。自身のブログ『ブキヨウマッスグ。』のタイトルどおり、不器用なまでに真っ直ぐで熱い性格で、誰からも愛され、尊敬された。2010年8月にチームKキャプテンに任命され、昨年10月末に大島へバトンタッチするまで、“体育会系”チームKの象徴的存在だった。

 AKB48最後の曲として選んだのは「草原の奇跡」。東京ドームの観客4万2000人が緑のペンライトで作った「大草原」も壮観だったが、劇場の250人による草原もまた格別。表現力を増した歌声を響かせ、独り立ち後も「一歩進んで活躍することがAKB48グループへの貢献になる」と後進のために道を切り拓いていくことを誓った秋元の姿は、キャッチフレーズのとおり、強く、気高く、美しかった。

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