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新人ミュージカル女優・昆夏美「音楽は身体の一部」 今後の展望と揺るぎない決意

 2011年9月に舞台『ロミオとジュリエット』でプロデビューを果たしたミュージカル女優・昆夏美(22)。その圧倒的な歌唱力と表現力で今年4月には「私は想像する」でCDデビューも成し遂げ、きょう21日には2ndシングル「PROMPT」を発売。多方面で活躍する彼女に、ORICON STYLEはインタビューを敢行、どんな想いで芸能界に入ったのか、現在大学4年生でもある彼女に今後のビジョンを語ってもらった。

笑顔を絶やさずインタビューに応じたミュージカル女優・昆夏美

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 「ミュージカルをやりたい、音楽しかない」――。中学3年の進路決定の時期に、強い決意でミュージカル女優を目指した昆。幼少期から「言葉を発するよりも歌っていたみたい。音楽はいつも身近にあった、身体の一部」といい、小学校5年生からは地元の児童劇団に入団していたが、通常の高校への入学を考えていた。しかし、夢を追いかけることを決心し、塾を辞めて音楽科がある高校を選んだ。

 その後、洗足学園音楽大学ミュージカルコースに進学。芸能界デビューのきっかけは現在所属している東宝芸能のオーディションの合格で、2011年4月のことだった。事務所に入ってから1ヶ月も経たずにジュリエット役を射止め、プロ作品に初参加。「まさか合格するとは思っていなかった」という昆は、「現実にしばらくついていけなかったですね」と当時の慌ただしい展開を振り返った。

 稽古では「発声、姿勢が悪いってプロの演出家の方に指摘されて、それが妥当すぎて、いやな時期もあったのですが…」と話すも、初日公演のカーテンコールの際に「拍手のエネルギーがつま先から全身にぶわーってきて、私が夢みていたのはこれだ!って感動と震えが止まらなかった」と目を輝かせていた。

 そんな中のCDデビュー。ミュージカルとJPOPで歌い方が異なるというが、「どう違うかっていうのは、まだ自分の中で消化できていないけど『ミュージカルっぽいね』って言われるのが嫌で、JPOPを意識した」と昆。表現者としてCDデビューは挑戦だった。

 ミュージカルに歌手もこなす彼女、今後の展望については「ミュージカルを中心にやっていきたいけど、ミュージカルだけって決め付けているわけではなく、あくまでも主体」。近々の目標は「ライブを1回もやったことがないので、やりたい。いろんな作品の曲を皆さまに届けたい」と力を込めた。

 さまざまな事に挑戦する姿勢の彼女だが、譲れない部分もあるようで、「映像に興味がなくって…」とテレビドラマ出演について言及し、「嫌でもはっきりしている。お芝居がやれればいいっていうのもあるが、その中でも舞台の“生のライブ”な感じがすごい好き!」と笑顔を見せた。ミュージカルに魅せられた彼女が今後どんな表現をみせてくれるのか、注目したい。

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  • 笑顔を絶やさずインタビューに応じたミュージカル女優・昆夏美
  • 舞台『レ・ミゼラブル』にも出演 夢を掴んでも尚成長しつづける姿勢が眩しかった
  • 2ndシングル「PROMPT」を手に笑顔
  • 真剣な眼差しでインタビューに応じてくれた
  • 昆夏美
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