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福山雅治、今年初ライブで機材トラブルに機転 弾き語りでファン魅了

 歌手で俳優の福山雅治が14日、静岡・つま恋で開催された所属事務所アミューズの創業35周年記念野外ライブイベント2daysの最終日にゲスト出演した。俳優業で多忙を極めていた福山にとって今年初ライブとなったが、1曲目の冒頭でいきなり機材トラブルが発生。演奏を中断し「誠に申し訳ございません!」と詫びた福山は、機転を利かせて当初予定になかった楽曲を弾き語りし、観客を沸かせた。

アミューズ創業35周年記念野外ライブイベントに出演した福山雅治(中央)とポルノグラフィティ

アミューズ創業35周年記念野外ライブイベントに出演した福山雅治(中央)とポルノグラフィティ

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 福山の今年初のステージはちょっとしたドタバタ劇で幕を開けた。会場が「ましゃ」コールで沸き、演奏が始まったのもつかの間、急きょ中断。福山は「失敗してしまいました。もう一度、確認して仕切り直してよろしいですか?」と謝り、すぐさまスタッフは機材の復旧作業に入った。

 スタートまでの“助走”は万端だった。福山の出番が回ってくると、ステージには俳優・渡辺いっけいが福山主演ドラマ『ガリレオ』の栗林宏美役に扮して登場。さらに、も岸谷美砂役の吉高由里子も駆けつけ「昨夜、つま恋でミュージシャンが亡くなりました」と寸劇をスタート。被害者はBEGIN比嘉栄昇、容疑者には桑田佳祐が浮上しているといい、VTRで湯川学(福山)の名セリフ「実におもしろい」が飛び出す演出でファンを沸かせ、舞台は整っていた。

 予期せぬハプニングに見舞われた福山は「さんざんお待たせして、もったいつけて登場したのに、機材トラブルで演奏がグダグダになってしまった」と苦笑。「トラブルのとき、いかに対応できるか。その人の人間性が問われるところ」と切り出し、「Heart」を急遽演奏してピンチを乗り越えると、大歓声と拍手が開放的な空間に響き渡った。

 機材復旧後は、熱い演奏のオンパレード。柴咲コウとのユニット・KOH+の「恋の魔力」をセルフカバーして初披露したほか、全10曲を熱唱した福山は「この日が来ることを楽しみにしてた。とても音楽を欲してた」と話し「普段、若いアーティストが集うイベントに呼ばれることはないけど、本当にうれしく思います」と感謝していた。

 2日間で合計5万人の観客を動員した本イベント『Amuse 35th Anniversary BBQ in つま恋〜僕らのビートを喰らえコラ!〜』は、ポルノグラフィティが毎年行っているバーベキュー大会に参加していた後輩アーティストを中心に実現。ほかに、FLOWPerfumeflumpoolONE OK ROCKWEAVER高橋優MIHIRO〜マイロ〜MONOBRIGHT多和田えみHemenwayRihwaHaKUも出演。13日公演には3人組バンド・BEGIN、NICO Touches the Wallsも登場した。

 この模様は、WOWOWで8月18日午後8時から4時間にわたって独占放送される。

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