お笑いトリオ・安田大サーカスの団長安田が10日、同じ所属事務所のお笑い芸人・兼島ダンシング（本名・兼島信茂、39）が高級自転車を盗んだ疑いで9日に逮捕されたことについて、自身の公式ブログで怒りをあらわにした。

　団長安田は、兼島の逮捕前に一部メディアで明らかにされていた犯人の特徴から、一時は犯人と疑われてとばっちりを食うはめに。当日は「朝色々な方から電話がありニュースをしりました」といい「お笑い芸人で自転車好きで39歳　俺しかおらんやん！！」と自らネタにしつつ「自転車がとか芸人がとかの前に人のもん盗んだらアカンやんて感じです」と兼島の行動を強く非難している。

　また、最近の兼島の様子にも触れ「最近は鬱病で薬も飲んでいたようです」と告白。劇団を休んでいたことも明かされたが、それでも「芸人辛い事いっぱいあるし、それでも笑い飛ばして、頑張れや、女に食わしてもろてる芸人もおるけど、それはそれで、努力してるで、犯罪てあほちゃうか！！」と批判。「一緒に舞台に立った事もあるし、楽屋でも多少の芸の相談もしてくれた芸人がと思うとムチャクチャ腹立つ」と怒りをあらわにした。

　怒りは収まらず「犯罪する脳ミソを芸に生かせや、犯罪する度胸を芸に生かせや、あほ、ボケ、糞、この世の罵る言葉を全てぶつけたいわ」と厳しい言葉を並べ「とにかく反省してるやろし、後悔してると思うから、ちゃんと自白してほしいです！！」と訴えた。

　自他共に認める自転車好きとして知られる団長安田は、兼島の行動を踏まえ、世の中に起きている自転車の盗難やイタズラ被害を嘆き、兼島には「帰ってきたら芸人は無理かも分からんけど、自転車えーのんをお金貯めて、悩んで買ってちゃんと乗ってみてや、ほんまにその時に色々分かる事があると思うで」と投げかけている。