ゲーム会社に勤めながら自主制作した『ほしのこえ』(2002年)で数々の賞を受賞し、注目を浴びた新海誠監督。その後、『雲のむこう、約束の場所』(2004年)で第59回毎日映画コンクール・アニメーション映画賞を受賞し、『秒速5センチメートル』(2007年)、これまでとは違う本格ジュブナイル(少年少女向け)長編映画に初挑戦した『星を追う子ども』(2011年)と実績を重ねた。現在、新作劇場映画『言の葉の庭』が公開中だ。 「作品を発表するたびに、絶賛してくださる方もいれば、もちろん酷評もされる。映画ってそういうものかもしれませんが、酷評されれば、やはり傷つくわけで…(笑)。こちらが伝えたい部分がきちんと伝わるように、言い訳のない完成度のものを作りたい。そういう思いが原動力です」。
2013/06/02