俳優の塚本高史(30)が7日、都内で自身が主演するWOWOW連続ドラマ『配達されたい私たち』(5月12日スタート)の第1話完成披露試写会に出席した。
今回、塚本が演じたうつ病で仕事を失くし、妻や6歳の息子との関係もうまくいかなくなってしまった主人公・澤野始は難役だった。試行錯誤の末に「うつ病といっても、人それぞれ、いろんな悩みやケースがある。澤野病として解釈した。ドラマや映画の主人公は、最後に何かを解決したり、誰かを助けたりするヒーローだと思うが、今回は完全にヒールです」と説明した。
同作は、『私をスキーに連れてって』『病院へ行こう』などの大ヒット作を持つ脚本家・一色伸幸氏が、自身のうつ病克服体験をもとに描く、出会いと別れ、再生をテーマにした異色のヒューマンコメディー。自殺しようとして訪れた元映画館の廃墟で、7年前に配達されないまま捨てられた7通の手紙を拾い、人生のカウントダウンとして配り始めることから動き出す。
7年も手紙を放置されるのは困りものだが、あえて「7年後に届く手紙を書くとしたら?」という問いかけに、塚本は「5歳の娘と3歳の息子がいるんですけど、7年後といえば下の子が10歳になる。今はまだ父親がどんな仕事をしているのか意識していないし、憧れることもないと思うけど、その頃には自分で考えるようになると思うので、7年後の子どもたちに『父ちゃん、かっけーか』と聞いてみたい」と、家庭での良きパパぶりをうかがわせた。
試写会には澤野から最初に手紙を受け取り、澤野の行動が理解できずにつきまとう理容師・岡江有役の栗山千明(28)、澤野の息子・輝役の須田瑛斗(6)、原作・脚本を手がけた一色氏が出席。
瑛斗くんが「好きな食べ物は卵かけご飯です。好きな遊びは戦いごっこです。輝になれてうれしかったです」と一生懸命あいさつする姿に、塚本は「撮影も頑張っていましたよ。瑛斗が働ける労働基準法ギリギリまで、働かせてしまって、申し訳ないと思っていました」と目を細めた。
一色氏は「20年近く前に2年ほどうつ病を患いまして、神経科でもらう安定剤はよく効くけど、副作用も強い。好きな曲を聴くと気分が上がるように、“観る抗うつ剤”を作りたいと思った」と真意を語り、「最終回の10分は気持ちよくなって、生きてて良かったと思えた。副作用はありません」とその効果のほどをアピールしていた。
『配達されたい私たち』は5月12日より毎週日曜午後10時よりWOWOWプライムで放送。全5話、第1話のみ無料放送。
今回、塚本が演じたうつ病で仕事を失くし、妻や6歳の息子との関係もうまくいかなくなってしまった主人公・澤野始は難役だった。試行錯誤の末に「うつ病といっても、人それぞれ、いろんな悩みやケースがある。澤野病として解釈した。ドラマや映画の主人公は、最後に何かを解決したり、誰かを助けたりするヒーローだと思うが、今回は完全にヒールです」と説明した。
同作は、『私をスキーに連れてって』『病院へ行こう』などの大ヒット作を持つ脚本家・一色伸幸氏が、自身のうつ病克服体験をもとに描く、出会いと別れ、再生をテーマにした異色のヒューマンコメディー。自殺しようとして訪れた元映画館の廃墟で、7年前に配達されないまま捨てられた7通の手紙を拾い、人生のカウントダウンとして配り始めることから動き出す。
7年も手紙を放置されるのは困りものだが、あえて「7年後に届く手紙を書くとしたら?」という問いかけに、塚本は「5歳の娘と3歳の息子がいるんですけど、7年後といえば下の子が10歳になる。今はまだ父親がどんな仕事をしているのか意識していないし、憧れることもないと思うけど、その頃には自分で考えるようになると思うので、7年後の子どもたちに『父ちゃん、かっけーか』と聞いてみたい」と、家庭での良きパパぶりをうかがわせた。
試写会には澤野から最初に手紙を受け取り、澤野の行動が理解できずにつきまとう理容師・岡江有役の栗山千明(28)、澤野の息子・輝役の須田瑛斗(6)、原作・脚本を手がけた一色氏が出席。
瑛斗くんが「好きな食べ物は卵かけご飯です。好きな遊びは戦いごっこです。輝になれてうれしかったです」と一生懸命あいさつする姿に、塚本は「撮影も頑張っていましたよ。瑛斗が働ける労働基準法ギリギリまで、働かせてしまって、申し訳ないと思っていました」と目を細めた。
一色氏は「20年近く前に2年ほどうつ病を患いまして、神経科でもらう安定剤はよく効くけど、副作用も強い。好きな曲を聴くと気分が上がるように、“観る抗うつ剤”を作りたいと思った」と真意を語り、「最終回の10分は気持ちよくなって、生きてて良かったと思えた。副作用はありません」とその効果のほどをアピールしていた。
『配達されたい私たち』は5月12日より毎週日曜午後10時よりWOWOWプライムで放送。全5話、第1話のみ無料放送。
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2013/05/07