“ロトスコープ”アニメ『惡の華』 原作者とアニメ監督に「ズレはない」
4月より放送開始したアニメ『惡の華』。『別冊少年マガジン』(講談社)で連載中の押見修造氏の原作と異なるキャラデザインが衝撃的だったこの春の話題作である。キャラの動き方も一般的なアニメとは一線を画しており、ちょっと不思議な感覚がした人も多いだろう。
“普通”じゃない感じを生み出しているのは、ロトスコープという手法によるところが大きい。これは、実在の人物や風景を撮影・編集し、それを基に「絵」として描き起こしていくアニメーションの技法で、ディズニー映画『白雪姫』(1937年)で用いられるなど、古くからあるものだ。
放送開始後、4月27日に都内で行われたイベント『惡の華〜ハナガサイタヨ会〜』に登壇したアニメの長M博史監督は「ロトスコープを使えば面白く作れるかもしれないと思ったし、押見先生も『そうだ、そうだ』と賛同してくれたので、原作ファンもこういうアニメを待ち望んでいると信じて疑わなかった(笑)。それが、なんじゃこりゃって反応だったと聞いて、あれ? 読み間違えたかな」と苦笑いしていたが、「先生と俺にズレはない」とキッパリ。
同席した原作者の押見氏も「ロトスコープで問題なかったです。かっこいいと思いました」と長濱監督をはじめアニメスタッフに全幅の信頼を寄せる。「放送を観るたびに長濱監督に感想メールを送っているんですが、回を追うごとに悔しくなってきちゃって、テンションの高いメールを送れなくなってきた。自分も頑張って、もっと面白いものを描こうと決意を新たにしているところです。圧倒的な現実感は、漫画を超えていると言っていいと思います。観ないともったいない」と、アニメならではの魅力を強く訴えた。
アニメでは、漫画の舞台であり、押見氏のふるさとでもある群馬県桐生市の町並みが美麗な背景によって忠実に再現され、「通っていた中学校や通学路の記憶がよみがえってきます」と押見氏。主人公の春日は、第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト ファイナリストの新人・植田慎一郎(19)が実写で演技し、その姿がそのままアニメに投影されている。植田は春日の声優にも初挑戦している。
春日に「契約」と称した無理難題を押し付ける仲村佐和を実写で演じたのは佐々木南、声を演じるのは伊瀬茉莉也。佐伯奈々子を実写で演じたのは三品優里子、声優は『けいおん!』の秋山澪役などでおなじみの日笠陽子。
アニメ『惡の華』はどのように制作されているのか。7月24日から順次発売されるBlu-ray&DVD(全6巻)の各巻に映像特典として、実写キャストとスタッフによる実写撮影(第二巻)や声優キャストとスタッフによるアフレコ(第三巻)、アニメスタッフによるロトスコープ、アニメイト作業(第四巻)などのメイキングが収録される予定だ。
長濱監督は「この作品は本当に特別なものになった。毎回、想像を超える仕上がりになるのが、一番楽しい。最終回(全13話)は相当スゴイことになっています。ロトスコープでやってよかったと思っています。ロトスコープでなければできないことをしていますので、楽しみに」と自信をのぞかせていた。
5月22日には、原作やアニメ『惡の華』本編では描かれない、キャラクターたちの過去を描いたドラマCD『惡の蕾』が発売。春日が初めてボードレールの詩集「悪の華」を読んだエピソードや、佐伯を好きになったきっかけなど、全6話の他、仲村の罵声集や、キャストによる「中二病座談会」を収録。原作者の押見氏が描き下ろしたドラマCDの原稿(漫画)は、Blu-ray&DVD各巻のブックレット内に収録される。
“普通”じゃない感じを生み出しているのは、ロトスコープという手法によるところが大きい。これは、実在の人物や風景を撮影・編集し、それを基に「絵」として描き起こしていくアニメーションの技法で、ディズニー映画『白雪姫』(1937年)で用いられるなど、古くからあるものだ。
放送開始後、4月27日に都内で行われたイベント『惡の華〜ハナガサイタヨ会〜』に登壇したアニメの長M博史監督は「ロトスコープを使えば面白く作れるかもしれないと思ったし、押見先生も『そうだ、そうだ』と賛同してくれたので、原作ファンもこういうアニメを待ち望んでいると信じて疑わなかった(笑)。それが、なんじゃこりゃって反応だったと聞いて、あれ? 読み間違えたかな」と苦笑いしていたが、「先生と俺にズレはない」とキッパリ。
同席した原作者の押見氏も「ロトスコープで問題なかったです。かっこいいと思いました」と長濱監督をはじめアニメスタッフに全幅の信頼を寄せる。「放送を観るたびに長濱監督に感想メールを送っているんですが、回を追うごとに悔しくなってきちゃって、テンションの高いメールを送れなくなってきた。自分も頑張って、もっと面白いものを描こうと決意を新たにしているところです。圧倒的な現実感は、漫画を超えていると言っていいと思います。観ないともったいない」と、アニメならではの魅力を強く訴えた。
アニメでは、漫画の舞台であり、押見氏のふるさとでもある群馬県桐生市の町並みが美麗な背景によって忠実に再現され、「通っていた中学校や通学路の記憶がよみがえってきます」と押見氏。主人公の春日は、第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト ファイナリストの新人・植田慎一郎(19)が実写で演技し、その姿がそのままアニメに投影されている。植田は春日の声優にも初挑戦している。
春日に「契約」と称した無理難題を押し付ける仲村佐和を実写で演じたのは佐々木南、声を演じるのは伊瀬茉莉也。佐伯奈々子を実写で演じたのは三品優里子、声優は『けいおん!』の秋山澪役などでおなじみの日笠陽子。
アニメ『惡の華』はどのように制作されているのか。7月24日から順次発売されるBlu-ray&DVD(全6巻)の各巻に映像特典として、実写キャストとスタッフによる実写撮影(第二巻)や声優キャストとスタッフによるアフレコ(第三巻)、アニメスタッフによるロトスコープ、アニメイト作業(第四巻)などのメイキングが収録される予定だ。
長濱監督は「この作品は本当に特別なものになった。毎回、想像を超える仕上がりになるのが、一番楽しい。最終回(全13話)は相当スゴイことになっています。ロトスコープでやってよかったと思っています。ロトスコープでなければできないことをしていますので、楽しみに」と自信をのぞかせていた。
5月22日には、原作やアニメ『惡の華』本編では描かれない、キャラクターたちの過去を描いたドラマCD『惡の蕾』が発売。春日が初めてボードレールの詩集「悪の華」を読んだエピソードや、佐伯を好きになったきっかけなど、全6話の他、仲村の罵声集や、キャストによる「中二病座談会」を収録。原作者の押見氏が描き下ろしたドラマCDの原稿(漫画)は、Blu-ray&DVD各巻のブックレット内に収録される。