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アニメプロジェクト「ZERO-A」〜タイアップ軸に360度ビジネス展開

 昨年より本格的にアニメ事業に参入し、TVアニメ『戦国コレクション』製作委員会への出資やMaxBoys(細谷佳正増田俊樹)、SweetyなどのユニットをCDデビューさせたユニバーサルミュージック。これまでDD Project内で展開していたアニメプロジェクトを、12年12月1日付で「ZERO-A」として独立させ、新たなスタートを切った。

グリーの新作内製ゲームとして発表された「萌え系ファンタジーカードバトル」ゲームのアニメ化作品『絶対防衛レヴィアタン』にZERO-Aは参加。

グリーの新作内製ゲームとして発表された「萌え系ファンタジーカードバトル」ゲームのアニメ化作品『絶対防衛レヴィアタン』にZERO-Aは参加。

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 12年より正式にアニメ事業に参入したユニバーサルミュージックが、これまでDD Project で展開してきたアニメプロジェクトを12年12月1日付で「ZERO-A」として独立。昨年はTVアニメ『戦国コレクション』(TX系、以下『戦コレ』)製作委員会への参加や、男性声優ユニット・MaxBoys(細谷佳正+増田俊樹)、女性3人組ユニット・SweetyをCDデビューさせたが、その成果を踏まえた上で今回、新たにプロジェクトがスタート。

「DD Project は主にアイドルとアニメを手がける部署でしたが、昨年の活動をふまえて、本気でやるなら特化するべきだ、という結論に至りました」と話すのは、ZERO-Aのエグゼクティブプロデューサーを務める喜本孝氏(以下同)。約1年、アニメ事業に携わってきたなかで、少しずつ見えてきた部分もあるという。

「ZERO-Aはアニメの中の何をやりたいんですか?とよく聞かれるのですが、正直まだわかりません。我々はよちよち歩きの新参者ですので、今はいろいろなことを勉強させていただいている段階です。ただ、やはり当社は音楽ソフトのプロフェッショナル集団ですから、まずは音楽でオリコンさんのランキングを賑わすような作品を作りたい。今年は様々なアニメ作品に音楽面で参加させていただき、主題歌を含む、声優、アニソン系の作品を定期的にリリースしていくというかたちになると思います」

■タイアップを軸に360度展開を模索

 もともとグローバル企業である強みを活かし、海外を見据えて立ち上がったUM社のアニメ事業。もちろん、将来的には海外展開についても模索しているものの、「まだ実質1年目なので、関係各位にご指導ご鞭撻をいただきながら、日々業務にまい進しているところです」と、あくまでも謙虚にこつこつと取り組んでいくという姿勢は崩さない。まずは国内で地盤固めをするべく、アニメ分野に詳しいスタッフ2名を核に、新たな企画を進行している。

「逆に新参者だからこその強みもあると感じています。これまでのものを大切にしながらも、新しい目線で作品を世に送り出していくことで、一緒に業界を盛り上げていけたらとは思っていますね。タイアップを軸として、作品を広げていくためにいわゆる360度ビジネスを初年度からやっていく予定です」

 また、ZERO-Aのみで完結するのではなく、昨年、『戦コレ』のOPテーマをユニバーサルインターナショナル/ デリシャス・デリ・レコーズ所属のABCHOが歌ったように、UM社の他レーベルとアニメ業界とのパイプ役にもなっていくという。13年内の目標は、オリコンTOP5入りを果たすことと、日本武道館クラスのコンサートを実現させること。まずはUM社ならではのアニソンヒット創出に期待したい。(オリジナル コンフィデンスより)

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  • カンノユキ

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