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ノンスタ井上、ブレないキモキャラの“信頼と実績”

 先ごろ発表された『よしもと男前&ブライクランキング2013』の“ブサイク部門”で見事V2を達成したNON STYLE井上裕介。2年連続の不名誉な栄冠にも、本人は「やっぱり愛されてるなぁ」と、どこ吹く風。ORICON STYLEは、そんな彼にインタビューを敢行、周囲からの嫌悪や罵声にもまったくブレず“ナルシスト”キャラを貫く彼のタフガイぶりに迫る。

ブレない“キモキャラ”でブサイク芸人2連覇を達成した、NON STYLE・井上裕介 (C)ORICON DD inc.

ブレない“キモキャラ”でブサイク芸人2連覇を達成した、NON STYLE・井上裕介 (C)ORICON DD inc.

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 まさに“四面楚歌”。井上を見ていると、この言葉がしっくりくる。先ごろ行われた受賞会見でも観客からは罵声、一緒に登壇した芸人たちからも疎まれ、さらには過去に『ブサイクランキング』殿堂入りした芸人たちからも“殿堂入り拒否”を宣言されるなど、まさに八方ふさがりだ。だが、井上本人は「まぁ、歴代の殿堂入りの方と違う部分は、プライベートですごくモテるというところですからね。しょうがないです。小学生の頃って好きな子がいても、逆につい強くあたったりするじゃないですか? それと同じですね!」とキザな笑顔で返す。

 振り返ると、彼が現在のキャラクターを前面に押し出したのは、『M-1グランプリ』で優勝した後だった。当時のNON STYLEは、『M-1グランプリ』制覇後も連続での決勝進出、その他のお笑いコンテストも総なめにするなど、実力派漫才師としての地位を確立していた。だが、徐々にネタ見せ番組が減少し、トーク番組へと移行していくバラエティ業界において、生き残りをかけた大博打だったように思える。

 井上が、これまでのブサイク芸人と異なるのは、その容姿を芸人としての武器にするのではなく、“ブサイクなのにナルシスト”という真逆の方法論を打ち出した点だ。だが、キャラを前面に押し出した当初、視聴者の反応はすさまじかった。特に女性視聴者からは「本当にキモイ!」、「性格もブサイク!!」など、考えられるすべての罵声を浴びていたと言っても過言ではない。バラエティ番組だけでなくさまざまな取材現場でも、そのキャラクターを崩すことはなかった。取材に同行した女性編集者が「井上さんって本当に気持ち悪いですね……」と漏らすこともあったほど……。彼は徹底的にナルシストを貫いてきたのだ。

 普通、これだけ非難や罵声を浴びたら、ちょっぴりキャラチェンジを図ってみたり、“実は良い人”的な面を垣間見せたりするものだが、井上の場合、一切そんな素振りを見せない。井上は、「うーん……やっぱり、抱いてきた女性の数がそのまま自信に繋がっているというかね。“信頼と実績”はイナバ物置並みですからね!」と、ヘコむ素振りは微塵もない。……アンタ、どれだけタフなんだよ!

 だが、人間、慣れというものは恐ろしい。不思議なもので、あれだけ嫌いだった井上にも少しずつ慣れてきたと感じる視聴者が増えてきた。さらには、「逆にちょっと好きになってきた……」という声まで聞こえてくる始末だ。積極的に女性にアプローチし、フラれても決してヘコむことが無い井上に、恋愛アドバイスを求める男性陣も多いという。「僕は、男女の恋愛というものは“美術館”だと思ってるんです。綺麗な絵画もあれば、ピカソのような一見理解できない絵画もある。でも、ピカソの絵って世界的な評価を受けてますよね? まず言ってみないと、口説いてみないと相手の捉え方なんてわからないですからね」。

 告白する前から諦めてしまう男性陣も多いなか、井上は「『どうせ俺なんて……』と言うてる間に、僕が世の女性をどんどん奪っていきますよ〜」と怪気炎を上げる。まさに“バカ負け”とはこのことだろう。視聴者に「まぁ、お前はそれでいいや……」と思わせた時点で井上の勝ちなのかもしれない。

◆『よしもと男前&ブサイクランキング2013 』特集はコチラ!

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