ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

永作博美が結婚生活破綻の出戻り女に 『四十九日のレシピ』で2年ぶり映画出演

 女優・永作博美(42)が来年公開予定の映画『四十九日のレシピ』で主演を務めることが30日、わかった。永作の映画出演は2011年に公開され、日本アカデミー賞など国内映画賞を総なめにした『八日目の蝉』以来2年ぶり。不妊治療も成功せず、揚げ句、不倫した夫に三下り半を突きつけ実家に戻ってきた主人公を演じる。永作は「本作中に描かれている四十九日を成功させたいと思いました」と力強く意気込む。

『八日目の蝉』から2ぶりに映画出演を務める永作博美と(上段右から時計回り)石橋蓮司、原田泰造、二階堂ふみ、岡田将生

『八日目の蝉』から2ぶりに映画出演を務める永作博美と(上段右から時計回り)石橋蓮司、原田泰造、二階堂ふみ、岡田将生

写真ページを見る

 物語は熱田家の母・乙美の突然の他界で幕を開ける。不思議な少女・イモが突然家族の前に現れ、母が家族に遺した“四十九日”分のレシピの存在を語る。戸惑う家族の前に、さらに結婚生活が破綻したと、主人公・百合子が戻ってくる始末。最愛の「妻」「母」を送り出し、同時に自ら心の傷と対峙しながら立ち直っていく姿を描いたヒューマンドラマを展開する。

 メガホンを執るのは『百万円と苦虫女』や『ふがいない僕は空を見た』など、海外の映画祭でも実力を認められた女流監督・タナダユキ。共演者として永作演じる百合子の父・良平役に老練・石橋蓮司、関係の冷え切った夫役には俳優としての顏もすっかり定着したお笑いトリオ・ネプチューン原田泰造、舞台となる熱田家に突如現れるイモ役に二階堂ふみ、そして日系ブラジル人のハル役には若手俳優・岡田将生が決定している。

 永作が「泣いて、笑って、とても優しく朗らかな読後感」と語る原作は、女流作家・伊吹有喜氏の同名小説。NHK総合で2011年に連続ドラマ化された。昨今では『セカンドバージン』や『タイムスクープハンター』(2013年公開)など同局のドラマが映画化される作品が相次いでいるが、永作の代表作『八日目の蝉』もその1つだったこともあり、新作にも期待が寄せられる。

 ドラマ版の和久井映見伊東四朗からキャストを一新したスクリーンでは、どのように心の機微が描かれるのか。劇場版は10月31日から11月30日まで岐阜県、愛知県を中心にオールロケを予定し、2013年公開決定。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索