俳優の井上芳雄（33）、歌手で声優の坂本真綾（32）が13日、都内で行われたミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ〜足ながおじさんより〜』の製作発表に出席。初共演となる井上に坂本は「本当に足が長い、背が高い人が来たという印象。同学年だけど私が18歳役で、井上さんがおじさん役でいいのかなって思う」と恐縮しながら語った。

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　米作家ジーン・ウェブスターによる原作本が出版されてから100年を迎える今年、日本で初演される同ミュージカル。数々の舞台に出演している井上は「深刻な、シリアスな役が多くて最後は息絶える役が多いんですけど、この話は素晴らしいラストなので幸せにけいこしてる」とにんまり。2年ぶりのミュージカルとなる坂本は「緊張してますけど、また一つの作品と向き合えるのは嬉しい」と期待を込めた。

　ミュージカルでは珍しい二人芝居とあって、坂本からは「こんな大変な舞台は初めて」と早くも弱音。そんな姿に、井上は「坂本さん、後悔してる節がある。なんでミュージカルに戻ってきたかっていう。セリフが多いっていうのもあるし、シーンチェンジが大変。坂本さん一人で移動したりして、申し訳ないと思いながら一人書斎で歌わせてもらってます」と苦労を明かしていた。

　「あしなが育英会」協力のもと、ジョン・ケアードが脚本・演出を手がけるミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ〜足ながおじさんより〜』は、東京・日比谷シアタークリエにて9月2日（日）から19日（水）まで。その後、新潟、大分、大阪、福岡でも上演される。