俳優・堺雅人主演の“男女逆転”時代劇『大奥』の映画版『大奥〜永遠〜［右衛門佐・綱吉篇］』の追加キャスト15名が発表された。“生類憐れみの令”を出した徳川5代将軍・綱吉の時代を描き、菅野美穂演じる綱吉に仕え、愛情に近い感情を抱く御側用人に尾野真千子、綱吉の父に西田敏行、正室には脚本家としても知られる宮藤官九郎が出演。このほか柄本佑に要潤、若手俳優・三浦貴大とさまざまな顔ぶれがそろう。

【写真】その他の写真を見る

　今回の『大奥』は、TBS系連続ドラマ『大奥〜誕生〜［有功・家光篇］』（10月スタート）と劇場版（12月22日公開）とのクロスメディア展開。堺はいずれの作品でも大奥に仕える大奥総取締・右衛門佐（えもんのすけ）と有功（ありこと）の一人二役で主演する。映画では貧乏公家出身でありながら強い野心を胸に秘め、大奥に入り権勢と富を手に入れていく右衛門佐。その一方で、“徳川家”という運命を背負って生きる女将軍の顛末を描く。

　華やかな大奥を彩るメンバーには、綱吉の初恋の相手・阿久里役に榎木孝明、その妻に市毛良枝、右衛門佐の母には由紀さおり。「生類憐れみの令」の発令を薦める僧侶・隆光を堺正章が演じるほか、女将軍に仕えるべく色男が集まる大奥をさらに彩る“若手髷（まげ）メン”には三浦のほか桐山漣、竜星涼、満島真之介、郭智博、永江祐貴と若手イケメン株が並ぶ。

　ドラマ版では劇場版よりも30年前、男女逆転の大奥誕生秘話と、その過程で引き裂かれる純愛を展開。三代将軍・家光役に多部未華子が挑む。

＞＞【相関図】新たな愛憎劇を繰り広げる“大奥”