ミュージシャンで作家の大槻ケンヂが、『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』(白夜書房/28日発売)を上梓し、自身が経験した芸能界での浮き沈みを赤裸々に告白している。ロックバンド・筋肉少女帯としてメジャーデビューし、トークを武器にバラエティ番組で活躍した90年代の絶頂期から、徐々に仕事のオファーが減りはじめ、所属事務所が3度倒産するなど、知られざる苦悩の日々を明かしている。
1988年にロックバンド・筋肉少女帯でメジャーデビューし、作家業やタレント、ラジオパーソナリティ、俳優などとマルチな才能を発揮してきた大槻。同書では“サブカル界の第一線”で活躍してきた者として、サブカルへの深い追求からはじまり、バンドブーム全盛期で見えた芸能界の裏舞台、大失敗を転機に変えた「とりあえずやってみる」精神などを全9章にわたって綴っている。
その一方で、小説の書き方から事務所との契約方法、ライブパフォーマンスの極意など、芸能人として活動するための仕事術も指南。第7章の『人気が停滞した時は』では、3つ目の事務所が倒産したことも明かし、「調べてみると、僕らの色んな権利関係、アルバムの原盤権とかがわけの分からないところに売り払われていたりします」と暴露している。
また、筋肉少女帯の解散理由にも触れ、「1999年、2回目の事務所がかたむいた時に、色々なゴタゴタも重なって」と説明し、「テレビタレントとしても“自分にはもうあまりニーズはないな”と思いはじめていた時期でした」と回顧している。
大槻の目を通して見えた芸能界の浮き沈みから、“普通の社会人”とはかけ離れた世界で生き抜く指南術をユーモアたっぷりに明かしていく同書。発売を記念して、5月6日には東京・タワーレコード渋谷店にてサイン会を開催する。
1988年にロックバンド・筋肉少女帯でメジャーデビューし、作家業やタレント、ラジオパーソナリティ、俳優などとマルチな才能を発揮してきた大槻。同書では“サブカル界の第一線”で活躍してきた者として、サブカルへの深い追求からはじまり、バンドブーム全盛期で見えた芸能界の裏舞台、大失敗を転機に変えた「とりあえずやってみる」精神などを全9章にわたって綴っている。
その一方で、小説の書き方から事務所との契約方法、ライブパフォーマンスの極意など、芸能人として活動するための仕事術も指南。第7章の『人気が停滞した時は』では、3つ目の事務所が倒産したことも明かし、「調べてみると、僕らの色んな権利関係、アルバムの原盤権とかがわけの分からないところに売り払われていたりします」と暴露している。
また、筋肉少女帯の解散理由にも触れ、「1999年、2回目の事務所がかたむいた時に、色々なゴタゴタも重なって」と説明し、「テレビタレントとしても“自分にはもうあまりニーズはないな”と思いはじめていた時期でした」と回顧している。
大槻の目を通して見えた芸能界の浮き沈みから、“普通の社会人”とはかけ離れた世界で生き抜く指南術をユーモアたっぷりに明かしていく同書。発売を記念して、5月6日には東京・タワーレコード渋谷店にてサイン会を開催する。
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2012/04/28