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映画会社・日活が、創立100周年を記念し、「生きつづけるロマンポルノ」と題して過去1000本以上の作品のなかから、全34本のロマンポルノを特集上映することがわかった。また、併せて「女子限定ロマンポルノ“予習”イベント」の開催も決定した。ロマンポルノといえば、男性向けの成人映画と捉えられがちだが、作品に盛り込まれた当時の若者文化を反映したテーマや、実際の殺人事件などをモチーフに作られた反体制の象徴である作品も多く、性描写もいわゆるピンク映画とは一線を画く。ここ数年で映画好きの女性たちから見直されはじめたことがきっかけで、女子限定イベントの開催となったようだ。 1971年から17年間、約1100作品が公開され、日本映画斜陽期を支えた日活ロマンポルノ。「10分に1回絡みのシーンを作る。上映時間は70分程度」など一定のルールを守れば、若手監督、無名の俳優・女優たちでも一流のスタジオとスタッフに囲まれ制作が可能となるロマンポルノには、神代辰巳、小沼勝、曾根中生など、女性を美しく描くことを極めた監督たちがその歴史に名を刻んでいる。

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  • 日活創立100周年記念「生きつづけるロマンポルノ」
  • 【場面写真】小沼勝監督『花芯の刺青熟れた壷』/(C)日活
  • 【場面写真】神代辰巳監督『赫い髪の女』/(C)日活
  • 【場面写真】田中登監督『(秘)色情めす市場』/(C)日活
  • 【場面写真】神代辰巳監督『恋人たちは濡れた』/(C)日活
  • 【場面写真】曾根中生監督『(秘)女郎市場』/(C)日活
  • 【場面写真】曾根中生監督『天使のはらわた 赤い教室』/(C)日活

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