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京極夏彦がファンド設立 「被災文化財レスキュー事業」を継続支援

 人気作家の京極夏彦氏が30日、電子書籍の配信収入の一部を東日本大震災被災地の文化財レスキュー事業に寄付する「京極ファンド」の設立を発表し、東京芸術大学で記者会見を行った。「これまでは優先事項として人間が生きていくための支援が必要で、文化財の保全・修復はプライオリティが低いものだったが、放っておいていいものではないと思います」と設立の経緯を説明した。

 いまだ被災地では過酷な状況が続くなか、郷土の歴史や文化を伝える“もの”を可能な限り残すことが、地域のアイデンディディーを保持し、復興の精神的支柱となるとしてこの企画がスタート。京極氏は「これからは物理的なケアから心理的なケアをしていくことが必要」と復興の新たな段階が来ていると、力強く語った。

 京極ファンドは、緊急を要する古文書を中心とした紙の文化財の修復・保存に充てられる予定。京極氏は「まとまったお金を寄付して終わりという風にはしたくなかった、継続していけるよう版元の出版社と協議を重ねた結果、このような形となりました」と明かし、配信収入を寄付することによって、一過性ではない継続的な支援を行なっていく。



関連写真

  • 「京極ファンド」の設立を発表した京極夏彦氏 (C)ORICON DD inc.
  • 会見の様子 (C)ORICON DD inc.

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