俳優の堤真一が14日、都内で行われたNHK土曜ドラマスペシャル『とんび』試写会後の記者会見に出席した。妻を事故で亡くし、男手ひとつで愛息子を育て上げる父親役に挑んだ堤は「結婚も子どもを持つ経験もなかったので、特に大きくなった息子へどう愛情を持って接していいのかわからなかった」と、自身の役柄への苦悩を告白。それでも「役者として、ウソをついてそれっぽく演じるのだけは嫌だった」と口調を強め「役者として、とても勉強になった作品です」と感慨深げに語った。
同作は作家・重松清の同名小説を実写化したシングルファーザー物語。昭和37年、長男・アキラ(池松壮亮)誕生の喜びに浸っていたヤス(堤)だったが、直後に妻・美佐子を事故で失う。喪失感に苦しみながらも、ヤスはアキラを一人前の男に育てようと、不器用で温かな愛情を持って生きていく。
アキラの誕生から大人になるまでを見守り続けた“父”堤は「すごく複雑な思いだったり、いろんな感覚に囚われながらの撮影。監督にもたくさん話しを聞いてもらいました」。ときには「俺にはできねえんじゃないかとか、心折れそうになることもあった」というが、共演の古田新太、小泉今日子らに支えられたといい「本当に、心の底から感謝しています」と語った。
高校時代以降のアキラを演じた池松は「出来上がった作品を観て泣かされっぱなしでした。堤さんをはじめ素敵なキャストの方々に囲まれて、役柄同様、たくさんの愛をもらった作品でした」と語り、「今の日本に必要な小さなことがたくさん詰まっています。ぜひ一人でも多くの人に観ていただければ」とアピールした。
会見にはほかにアキラの小学生期を演じた今井悠貴、幼少期を演じた子役の田中奏生も出席。土曜ドラマスペシャル『とんび』はNHK総合にて1月7日、14日(土)の2回連続、午後9時より放送。
⇒堤真一 出演舞台『寿歌(ほぎうた)』チケット発売情報
同作は作家・重松清の同名小説を実写化したシングルファーザー物語。昭和37年、長男・アキラ(池松壮亮)誕生の喜びに浸っていたヤス(堤)だったが、直後に妻・美佐子を事故で失う。喪失感に苦しみながらも、ヤスはアキラを一人前の男に育てようと、不器用で温かな愛情を持って生きていく。
アキラの誕生から大人になるまでを見守り続けた“父”堤は「すごく複雑な思いだったり、いろんな感覚に囚われながらの撮影。監督にもたくさん話しを聞いてもらいました」。ときには「俺にはできねえんじゃないかとか、心折れそうになることもあった」というが、共演の古田新太、小泉今日子らに支えられたといい「本当に、心の底から感謝しています」と語った。
高校時代以降のアキラを演じた池松は「出来上がった作品を観て泣かされっぱなしでした。堤さんをはじめ素敵なキャストの方々に囲まれて、役柄同様、たくさんの愛をもらった作品でした」と語り、「今の日本に必要な小さなことがたくさん詰まっています。ぜひ一人でも多くの人に観ていただければ」とアピールした。
会見にはほかにアキラの小学生期を演じた今井悠貴、幼少期を演じた子役の田中奏生も出席。土曜ドラマスペシャル『とんび』はNHK総合にて1月7日、14日(土)の2回連続、午後9時より放送。
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2011/12/14