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2700、得意の“リズム芸”封印を示唆 「それだけではやっていけない!」

 「キリンスマッシュ&レシーブ」など、独特の“リズム芸”で賛否を呼ぶなど、現在話題沸騰中のお笑いコンビ・2700。年末に行われる『THE MANZAI 2011』(12月17日 フジテレビ系)ワイルドカードにも名を連ねるなど、さらに注目度を高める2人にORICON STYLEはインタビューを敢行。ブレイク間近の2人だが、今後の方向として「(リズム芸から)違うテイストのネタにシフトチェンジすることも考えているんですよ」と胸の内を明かしてくれた。

 2700はネタ決め&リズム担当の八十島弘行と、肉体美を披露しながら独特のダンスで魅了するツネにより2008年に結成。彼らを一躍注目コンビに押し上げたのは、9月い開催された『キングオブコント2011』(TBS系)だろう。決勝戦に進んだ2人は、1本目のネタで『右ひじ左ひじ交互に見て』を披露。高得点を勝ち取り、決勝2本目に進出。賛否を呼んだ『キリンスマッシュ&レシーブ』で、惜しくも2位という結果ながらも確かな“爪跡”を残した。彼らのネタには司会を務めたダウンタウン松本人志も賞賛を送った。

リズム芸に人気急上昇中の2700 (C)ORICON DD inc.

リズム芸に人気急上昇中の2700 (C)ORICON DD inc.

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 「恐れ多いですけどね(笑)。ただ、2位という結果でしたけど、間違いではなかったかなとは思います」と振り返る八十島。一方のツネといえば、ラストの『キリンスマッシュ〜』ネタについて、「ネタ終わった後にも言ったんですけど、僕はあのネタの何が面白いのかさっぱりわかりません!」と、やっている本人が面白さを理解していない様子。

 確かに、1本目の『右ひじ左ひじ』は、2700を知らない視聴者が観ても楽しめる、万人向けのネタだった。同様の“万人受けのネタ”はまだあるのに、なぜ2本目に面白さに気付くのに少々時間が掛かる『キリンスマッシュ』を持ってきたのだろうか?「いわゆる僕らの“リズム芸”の中では『キリン・スマッシュ』は完成形なんです。だから、ラストにあのネタをやることに関しては随分前から決めていたんです」とキッパリと語る八十島。放送後は賛否を呼んだが、決して彼らの中で悔いの残る大会ではなかったようだ。

 現在は同世代の若手芸人と共に出演するコント番組『パワープリン』(TBS系)にも出演し、徐々に露出を高めている2700。今後も唯一無二の“リズム芸”をさらに極めていくのかと思いきや、どうやら若干の迷いがあるようだ。「音楽とお笑いの融合というのは確かに僕らの持ち味ではあるんですけど、更に幅を広げるには違うテイストのネタも必要だと思うんです。まぁ、直ぐに変えるつもりは無いんですけど、リズム芸だけでやっていけるとは思っていないですから」(八十島)。

 確かに今後さまざまなバラエティ番組で活躍するためには、“リズム芸”1本で進んでいくのは厳しいのかもしれない。ただ、だからといって彼らの持ち味を殺してしまうのも残念な気もする。八十島にとっては苦渋の決断なのだろう。因みに今後の展開について、相方のツネに同様の話を振ると、「僕は俳優として生きていこうかと思います!」とキッパリ……彼はノンキだ。

 「直ぐにというワケではないです。ただ徐々に引き出しを広げていきたいんです!」と真剣に訴えかける八十島と、ニコニコ顔で俳優業にシフトチェンジの展望を語るツネ。ベクトルの方向が全く異なる2人が向かう“明日”はどちらにあるのか? とにもかくにも、まずは『THE MANZAI 2011』で彼らの変化を体感してみたい。

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