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【オリコン】年間首位は『謎解き〜』、ダイエット関連本は総売上1.5倍増

 オリコンは1日、WEB通販を含む全国書店の推定売上部数を集計した『2011年年間“本”ランキング』(集計期間:2010年11月22日〜2011年11月20日)を発表。BOOK(書籍総合)部門は、毒舌執事が殺人事件を解決する東川篤哉氏の『謎解きはディナーのあとで』(小学館)が年間実売163.6万部で1位を獲得。続く2位にはダイエットの新潮流となった『DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで即やせる!』(141.9万部/学研パブリッシング)、次いでレシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食』(126.8万部/大和書房)が続いた。

 東川氏が一躍人気作家の仲間入りを果たした『謎解き〜』は、富豪令嬢の新米刑事と毒舌執事が名コンビとなって殺人事件に挑むコミカルなミステリー小説。この春に『本屋大賞』を受賞し、その後10月には連ドラ化もされるなど、まさに書籍界の“今年の顔”となった。東川氏は作家別でもトップに躍り出るなど、2冠達成で今後の活躍に大きな期待が寄せられる。

■ミリオンは昨年2作から今年は全7作! ダイエット関連本がけん引

 本年度の総合部門でミリオンを突破した作品は全7作。昨年は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(121.2万部/ダイヤモンド社)、『バンド1本でやせる! 巻くだけダイエット』(113.7万部/幻冬舎)の2作にとどまったが、今年は上位7作が100万部を突破している。

 注目はミリオン突破の7作中、4作を独占した美容・ダイエット関連本。新たなダイエットブームを巻き起こした『カーヴィーダンス』は、同シリーズの“部分やせ”も114.9万部で6位。レシピ本『タニタ』の続編も115.1万部で5位と、高順位をマーク。同関連本の総売上部数は昨年584.7万部に対し、今年は929.7万部と、1.5倍増で書籍業界をけん引した。

■震災後に求められたのは“わかりやすさ”から“実践”的へ

 2011年年間書籍ランキングは『謎解き〜』をはじめ、『カーヴィー〜』、『タニタ』が新たにヒット作の仲間入りを果たし、『もしドラ』は昨年からのロングヒットを継続。1年を通してヤマ場を形成し、その度に売上を伸ばすことに成功してきた。

 読書・購買の傾向としては例年になく手堅くなっているといえ、これは関心や興味の希薄化からの変化ではなく、実用性も面白さも確実なものを「見極め」ようとする購買者の意識のあらわれであり、震災以降の顕著な傾向といえる。

 政治・経済書や歴史など教養書の売上良好書からも同じ傾向が読みとれ、昨年は「わかりやすさ」が求められたが、今年はより本質的なものが関心を集める1年だったといえる。こうした意識レベルの変化が及ぼす影響は、2012年以降更に大きくなりそうだ。


>>『2011年 最も読まれた“本”ランキング TOP50』

関連写真

  • 今年最も売れた本『謎解きはディナーのあとで』(小学館/総合1位)
  • 『体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食』(大和書房/総合3位)
  • 『DVD付き 樫木式カーヴィーダンスで即やせる!』(学研パブリッシング/総合2位)

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