女優の本仮屋ユイカが25日、都内で行われた舞台『パレード』の制作発表記者会見に出席した。本仮屋は日本大学藝術学部の演劇学科出身だが、舞台に出演するのは今作が初。その事実に本人は「うっかりしていて、人に言われるとドキっとします」と少々舞い上がり気味。また、昨年公開した劇場版で親友の貫地谷しほりが務めた役を演じることに「（本人が）観にきてくれるって言っていたので、その日が一番緊張すると思う」とはにかんだ。

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　作家・吉田修一氏の同名小説を原作にした同舞台は、不安や焦燥感を抱えている若い4人の男女が“本当の自分”を装って都内の2LDKマンションで共同生活を送るものの、1人の男娼が加わったことでそれまでの日常がゆがみ始めていく青春群像劇。2010年2月に同舞台の演出を手がける行定勲監督によって映画化もされた。

　山本裕典は「映画を観て独特の世界観に魅了されたので、舞台でも一人でも多くの人を魅了したい」と熱い意気込み。もし、実際にルームシェアをしたら最も見られたくない部分を聞かれ、本仮屋は「寝顔がよくないって評判なので、寝ているところは見られたくない。私は外で寝ちゃいけないって思ってます」と笑わせていた。

　会見にはほかに原田夏希、竹内寿、福士誠治が出席した。舞台『パレード』は東京公演が天王洲 銀河劇場にて2012年1月16日〜29日、大阪公演がシアター・ドラマシティにて2月4日〜5日に上演。