香港出身の俳優ジャッキー・チェンが来日し21日、都内で自身出演100作目の記念映画『1911』(11月5日公開)の記者会見に出席した。ジャッキーは東日本大震災発生後初来日となり「お久しぶりです。ずっと日本に帰ってきたいと思っていたけど、忙しくて忙しくて。すっかり遅くなってしまってすみません」とあいさつ。「久しぶりに帰ってきてからまだ2時間ほどですが、日本はすっかり回復している。日本の皆さんの精神力を実感し、感動しました」と喜び、「ニホン、ガンバッテ!」と改めてエールを送った。 構想10年、制作費30億円をかけジャッキーが総監督・主演を務めた同作は、今年100周年を迎える近代中国の新たな道しるべとなった1911年の辛亥革命がテーマ。衰退の一途をたどる清王朝を憂いた“中国革命の父”孫文(ウインストン・チャオ)や革命軍司令官・黄興(ジャッキー)ら革命のために立ち上がり散っていった若者たちの知られざる物語を描く。
2011/10/21