• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

足立梨花、独学手話でいざ初舞台「やる以上は完璧に」

 女優の足立梨花(18)が、企画演劇集団ボクラ団義の公演『オーバースマイル』(8月31日(水)〜9月4日(日) 池袋シアターグリーン)で初舞台に挑む。耳の聴こえない少女役で、セリフは一切ないものの、未体験だった手話を全編通して披露する難役。このたびORICON STYLEのインタビューに応じた足立は、舞台に対して「食わず嫌いなところがあった」と素直な想いを明かしつつ「表情が大事になってくる。同時に動作や感情も」と気を引き締める。新たな挑戦が、今後の足立にとって大きな武器になると感じる日々でもあるという。

初舞台に挑む足立梨花 (C)ORICON DD inc.

初舞台に挑む足立梨花 (C)ORICON DD inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 初舞台というのは、誰もが不安や緊張感に駆られるものだろう。足立も例外ではなく「最近、『恐い』しか言ってないです」と顔を手で覆い「私、照れ屋なんで、お客さんを前にすると恥ずかしいって思っちゃう。大丈夫かな」と不安要素を並べる。

 それでも負けず嫌いな性格が彼女の背中を押す。「やる以上は中途半端なものは見せたくない。完璧にできないと嫌なんです」。稽古でも、耳が聞こえない役の心情になって演出に対して積極的に意見するなど、リアルな舞台づくりに余念がない。

 今作の軸となるのはやはり手話。勉強法を聞いてみると「先生がいないから、独学」と、あっさりと返答。「今年の6月くらいから手話の本やNHKの講座番組を見て学んでます。最初はわけがわからなかったけど、やっていくうちにスラスラできるようになりました。いずれはプロフィールに「特技は手話」って書きたい」と、手応えをつかんだ今、口も滑らかだ。

 「『なんで?』を1番最後に付けたりとか、手話にも文法があって、いろいろ難しいんです。台本だと、例文通りにいかないし、手話で表せない単語があるので、別の意味に置き換えてやってみたり。頭を使いますね〜」と、自然に笑みをこぼす余裕も生まれている。

 同作の舞台は、3つの国が争いを繰り広げる戦地。戦いが嫌いで、いつもオーバーな笑顔を振る舞う少女の不思議な能力をめぐり、さらに戦いは激しさを増していく―\―。

 「不安だから、無理やり笑うことで自分を見てもらおうとする女の子。だから、手話では『悲しい』を表しても、顔は常に笑ってなくちゃいけなかったりする。頭がごちゃごちゃなる時はあります」と改めて自身の役の難しさを語る。

 と同時に魅力的なヒロインと声を弾ませる。「“自分”を凄い持っている子。刀を持った相手にでも1人で立ち向かってく勇気があって、かっこいいなって。尊敬するキャラ。私も演技を通じて尊敬されるように頑張りたい」。

 「食わず嫌い」だったという舞台だが、今では好きになりつつあるという。「お客さんの反応が楽しみ。舞台って、ドラマの収録とは違って、感情を一貫して伝えられるからいいなって。その分、気持ちが込められやすいから、自分の持ってるものを出しやすいと思う」。

 ドラマや映画では経験できない魅力にハマッている最中といい「一度安全とわかっちゃえば、それまで叩いてた石橋を疾走できるタイプ。舞台に対して『走れそう!』って感じがあります」。舞台女優・足立梨花はまだ駆け出したばかりだが「今度はセリフがある役とか…」と、思いは膨らむばかりだ。

 足立梨花:2007年に第32回『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを獲得し、芸能界入り。2008年7月に公開された映画『愛流通センター』で銀幕デビュー&初主演を務めたほか、数々のドラマやCMに出演。グラビアやJリーグ特命PR部女子マネージャーも務めるなど、多岐に渡って活躍している。

関連写真

  • 初舞台に挑む足立梨花 (C)ORICON DD inc.
  • 初舞台に挑む足立梨花 (C)ORICON DD inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索