【ランキング表】
BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30

　今週8/29付のオリコン“本”ランキングでは、人気グループ・嵐の櫻井翔が主演する映像化作品の原作2作品がそろって上昇した。宮崎あおいとの共演で27日（土）から劇場公開される『神様のカルテ』（著・夏川草介著／小学館）が、文庫部門で週間5.3万部（累計52.3万部）を売上げ、6週ぶりに首位へと返り咲き。そして櫻井と北川景子が初タッグを組む『謎解きはディナーのあとで』（著・東川篤哉／小学館）も前週14位から7位に上昇し、BOOK（総合）部門で9週ぶりにTOP10入りした（週間売上2.5万部、累積売上137.7万部）。こちらは10月の新ドラマとしてフジテレビ系でスタートする。

　『神様の〜』は2009年8月末に発売された作品の文庫版。信州・松本を舞台に地方の小さな病院に勤務する若い医師が、悩みながらも医師として成長していく姿を描いたストーリーで、2010年の本屋大賞では2位を獲得している。また、単行本で発売されているシリーズ2作目も、今週は総合部門で先週96位から70位とランクアップ。映画公開後には、関連作品を含めたさらなるセールスが期待できそうだ。

　一方、今年4月に『2011年本屋大賞』を受賞し、すでに単行本が実売でミリオンを突破している『謎解き〜』も総合部門でTOP10に再浮上となった。映画やドラマなどで誠実な好青年を演じてきた櫻井が、同作では既存のパブリックイメージを一新。主人公の執事・影山として「お嬢様の目は節穴でございますか？」と“毒舌”キャラに挑戦するとあって、原作への注目度が高まっている。

■調査協力店
旭屋書店、アニメイト、Amazon.co.jp、紀伊國屋書店、くまざわ書店（くまざわ書店／いけだ書店／ACADEMIA）、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンネットショッピング、TSUTAYA、戸田書店、明屋書店、フタバ図書、ブックスタマ、丸善、漫画全巻ドットコム、未来屋書店（未来屋書店／ミライア／ブックバーン／LE MIRAI／MIRAIYA SHOTEN）、八重洲ブックセンター本店、有隣堂、楽天ブックス、LIBRO、WonderGOO　ほか全国書店1717店舗（WEB通販含む）※2010年10月18日付現在（五十音順）

■オリコン“本”ランキング
書籍を販売している全国の書店およびWEB通販の週間売上をもとに全国推定売上部数を算出し順位を確定。「BOOK」「コミック」「文庫」の主要3ランキングと、「新書」「ビジネス書」を毎週木曜日に発表する。今後も月曜日分の売上から翌日曜日分までの売上を週間ランキングとして集計。それらをもとに月間ランキング及び年間ランキングも発表\する。

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