オリコンチャート開始当初（1968年）からの音楽シーンを振り返る本企画。今回は、1969年1月6日付のチャートを掲載！さらに明日以降も毎日、週間チャートの日付を追って掲載していきます。この先もお見逃しなく！

＜69/1/6付週間シングルチャート＞
　年末売上でもピンキーとキラーズ「恋の季節」が依然として強い。返り咲いてから、すでに３週連続で首位を獲得している。また、青江三奈「長崎ブルース」が先週４位から更に駒をすすめ２位につけた。また19位には前年10月に宣言通りに解散したフォークル最後のシングル「青年は荒野をめざす」がランクインしている。この曲の作詞を担当したのが作家の五木寛之。

＜当時の出来事：69年1月＞
・安田講堂事件、東大の安田講堂封鎖をめぐり学生と機動隊が衝突、占拠学生を排除し375人を逮捕する
・東京大学が69年度入学試験の中止を発表
・唐十郎主宰の状況劇場が新宿花園神社で「赤テント」公演開始
・第60回直木賞は陳舜臣「青玉獅子香炉」、早乙女貢「僑人の檻」が受賞。芥川賞は該当者なし
・さいとうたかをの「ゴルゴ13」が連載開始

第53回 1969年（昭和44年）1月6日付 週間シングルチャート
週間順位	タイトル	アーティスト名	発売日
1	恋の季節	ピンキーとキラーズ	1968/7/20
2	長崎ブルース	青江三奈	1968/7/5
3	悲しき天使	メリー・ホプキン	1968/12/5
4	今は幸せかい	佐川満男	1968/10/10
5	青い鳥	ザ・タイガース	1968/12/1
6	朝のくちづけ	伊東ゆかり	1968/10/10
7	さよならのあとで	ジャッキー吉川とブルー・コメッツ	1968/10/15
8	白い恋人たち	フランシス・レイ	1968/10/1
9	年上の女	森進一	1968/11/5
10	ヘイ・ジュード	ザ・ビートルズ	1968/9/10
11	夕　月	黛ジュン	1968/9/10
12	ひとり酒場で	森進一	1968/7/10
13	愛するってこわい	じゅんとネネ	1968/7/1
14	スワンの涙	オックス	1968/12/10
15	サウンド・オブ・サイレンス	サイモンとガーファンクル	1968/6/15
16	純　愛	ザ・テンプターズ	1968/12/14
17	知りすぎたのね	ロス・インディオス	1968/8/20
18	霧にむせぶ夜	黒木憲	1968/4/1
19	青年は荒野をめざす	ザ・フォーク・クルセダーズ	1968/12/5
20	私って駄目な女ね	和田弘とマヒナスターズ，大形久仁子，松平直樹	1968/9/21

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