ORICON STYLE

2007年07月11日
新生・スマパンの再結成までの道のりに迫る!
スマッシング・パンプキンズ Special Interview
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1. PV「タランチュラ」 配信終了

動画はWindowsMedia Playerで御覧になれます。


人生における本当のターニング・ポイント

 オルタナティヴ・ロックが確立された1990年代、伝説のバンド“ニルヴァーナ”とともに、その一時代を築き、バンドキッズに大きな影響を与えたスマッシング・パンプキンズ。その後、突然の解散を宣言。ビリー(Vo&G)とジミー(Dr)は、新バンド“ズワン”を結成するも、軌道に乗った矢先に解散。しかし、今年、見事復活を遂げることとなった。
【ビリー】 ある地点まで来ると、経済的な理由だったり、ビジネス的なやり取りの中で、企業仕切りの仕事をしなくてはいけないこともあって、もちろん僕らは大嫌いだったんだ。自分がやっていることに、アーティストとして確固としたものを感じながら、そういう難しい状況にも適合し、妥協せずにやっていけるのかという、その解決策を見付けようとしていたところがあった。それで、僕は、「僕のバンドを取り戻したい」って口に出したことで、自分が人生で最も誇りに思うことを窓から放り投げて、自分の住む新しい城を作ろうとしていたんだってことに気付いたんだ。

【ジミー】 僕の人生における本当のターニング・ポイントで、僕とビリーにとっても、これまで決して消え去ることがなかった人間関係を築き上げるいい機会だと思ったんだ。僕らは、お互いがソロプロジェクトをやっている間も友達でありパートナーだったからね。そういう意味で(再結成は)、音楽的にも、精神的にも、納得のいくことで、世の中に、僕らはまた音楽を作るんだっていうのを知らせるいい方法だと思った。

 何を言っても、やっても、再結成することを誰も信じてくれなかったとビリーは言う。そしてジミー自身もまた、再結成が可能なのか?という思いがあった。
【ビリー】 僕らが何を言っても、やっても、誰も僕らが本当に(再結成を)やろうとしているんだってことを信じてくれなかった。自分が作ったバンドなのに、すでに自分の作ったバンドじゃないような気持ちにさせられたからね。自分が成し遂げたことすらもう自分の手の中にないという。
【ジミー】 一体こんなこと可能なのか?って思ったときもあったけど、始めて1ヶ月半くらい経ったところでターニング・ポイントが来て。過去の火を再燃させるのではなくて、自分達が何を感じているのかを本当に曲に反映させられるようになったんだ。

僕らはもう昔の場所へは二度と戻ることはできない

 スマッシング・パンプキンズの復活について考え始めた当初、オリジナルメンバーでの復活や様々な選択肢があった、とビリーは言う。だがそこには、同じ方向性があってからこそのもの。
【ビリー】 2年前に復活について考え始めたときに、僕らには色んな選択肢があった。ひとつは、お金のための復活で、元のメンバーが全員集まり、お互い口もきかないし、お互い嫌い合うというもの。もちろん元のメンバーとの復活もあり得ると思った。ただし、演奏への愛、新しい音楽への愛が、同じであればね。だから、それが同じでなければ、このバンドに関わることはないと思ったんだ。そして、前進するにあたって、音楽が何を要求するのかを考えるのが第一だと思ったんだ。僕らはもう昔の場所へは二度と戻ることはできないから。色んな物を拾い集めて、自分の進んでいた方向に向かうしかないし、前進しなくちゃいけないんだ。過去に生きることはできないから。

 心から望んだことでもあり、時を経ても変わらない思いがあるからこその待望の再結成となった。
【ビリー】 今やっていることが心から好きなんだ。ステージに溢れるエネルギーがポジティヴだってわかる場所に自分がいられることがすごく好きだし、みんなが聴いてくれることを本当に感謝している。人が何を見たいのかというのを考えても、自分達のやっていることを楽しんでいるところを見たいはずだって思ったんだ。それが時間を経ても、僕の中で一番大事に思えることだった。

RELEASE
ツァイトガイスト
スマッシング・パンプキンズ
2007/07/11[アルバム]
\2,580(税込)
ワーナーミュージック・ジャパン
WPCR-12667
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PRESENT
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PROFILE
1988年、シカゴにてビリー・コーガン(Vo&G)、ジェームス・イハ(G)、ダーシー(B)、ジミー・チェンバレン(Dr)の4人でバンド結成。
1991年、『ギッシュ』でメジャー・デビュー。全米だけで70万枚、全世界での売り上げは100万枚を超え、CMJの『デビュー・アルバム・オブ・ザ・イヤー』に選ばれる。
1993年、アルバム『サイアミーズ・ドリーム』をリリース。全世界で500万枚を超えるセールスを記録。
1995年、アルバム『メロンコリー〜そして終りのない悲しみ』をリリース。全世界で1,000万を売り上げ、MTVベスト・ミュージック・ビデオ・アワード、グラミー賞『最優秀ハード・ロック・シングル』など多くの賞を受賞。
1998年、アルバム『アドア』をリリース。
2000年、アルバム『マシーナ/ザ・マシーン・オブ・ゴッド』をリリース。その後、突然の解散宣言をし、同年7月に、最後の日本公演を行う。
2001年、ビリーとジミーは新バンド“ズワン”を結成。
2003年1月、デビュー・アルバム『メアリー・スター・オブ・ザ・シー』をリリース。日本を皮切りにワールド・ツアーをスタートさせ、軌道に乗ったと思われたが、同年早くも解散。
その後、プレイヤー、シンガーとして数々のアーティストとコラボレーションを行う傍ら、映画のサントラに楽曲を提供したり、プロデュース業を行うなど、活動の場を広げる。
2004年4月、故郷のシカゴにてビリー・コーガンが、初のソロライブを行う。
2005年6月、待望のソロデビュー・アルバム『ザフューチャーエンブレイス』をリリース。同年8月にはソロ名義としては初の来日公演を果たす。
2006年4月、再結成を宣言。ビリー・コーガン(Vo&G)、ジミー・チェンバレン(Dr)、ジンジャー・レイエス(B)、ジェフ・ジュローダー(G)の4人の新生メンバーにて再結成される。
2007年7月11日、アルバム『ツァイトガイスト』をリリース。
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