ORICON STYLE

2007年06月13日
デジタリズム SPECIAL INTERVIEW
ダンス・ミュージック界で話題のシンデレラボーイズに迫る!
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2. PV「ポゴ」 配信終了
3. PV「ズダーライト」 配信終了
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 今、最も旬をいくニューウェイヴ、ポストパンクな要素にスタイリッシュな音をのせ、ダンス・ミュージック界で話題になっているハンブルグ出身のデュオ、デジタリズム。クラクソンズの仕掛け人であり、ダフト・パンクのマネージャーでもあるKITSUNEとジャスティスを擁するエド・バンガーという2大レーベルのフルサポートを受け、ついにメジャーデビューを果たした時代の寵児達に話を聞いた。

映画みたいに映像やイメージを思い描いて音楽を作っている

――2人はKITSUNEからの初のアルバム契約アーティストですし、ダンスミュージックと言うと最近はフランスが主流と言うこともあって、フランス人だと思っている人も少なくないですが、KITSUNEとの出会いから聞かせてもらえますか?
【ジェンス】
 よく間違われるんだよね(笑)。僕らは元々レコード店で働いていたから恵まれている方なんだけど、それでも誰もやっていることに反応してくれない下積み時代と言うのがあって(笑)。そんなときにジルダとマサヤ(KITSUNEのメンバー)は、僕らの「アイディリスティック」を気に入ってくれて声を掛けてくれた。KITSUNEの良い所は単なる音楽レーベルではないところ。彼らはファッションと音楽、芸術を一体に考えている。そう言う生き方、感じ方にシンパシーを覚えるんだ。

――実際はハードなハンマービートも特徴的ですし、ドイツ的な匂いがします。そこで音楽的なルーツも伺いたいのですが。
【ジェンス】
 音楽的ルーツは色々あるから一概には言えないんだけど、ジャンルに関わらず聴き込んだよ。ジョイ・ディヴィジョンは大好きだし、ウータン・クランのRZAやDR.DREも大好き。あと、衝動的にギターを破壊していた頃のキンクスやU2なんかも好きだよ。物事を真面目にキッチリやるより、ちょっとした遊び心やひねりのあるアーティストが好きなんだ。もちろん、トーマ・バンガルテル(ダフト・パンク)のアティテュード(姿勢)も大好きさ。だけど、僕達が音楽を作る上で最も影響を受けたのはサントラだと思う。僕は映画みたいに映像やイメージを思い描いて音楽を作っている。インタールードが入っているのはそのせいなんだ。

流れは大切だから、曲順にはこだわった

――サントラには流れやムードを感じるものが多いですが今作にはテーマはありますか?
【ジェンス】
 DJもそうだけど、やっぱり流れは大切。例えばピークがあって、そこから1回落ち着いてまた盛り上がる。そういうものを作りたかったから曲順にはこだわったよ。前半は地球での色々な経験とそのときの気持ちをみんなとシェアしつつ、後半に進むにつれて宇宙に飛び出して行く。「ジュピター・ルーム」は宇宙空間で盛り上がって、最後の「エコーズ」は映画のエンドロールみたいな感じ。『BUD SPENCER&TERANCE HILL』やジョン・ウィリアムスが手掛けたサントラ辺りを意識して作ったんだ。

――「ポゴ」は80'S、マンチェスターサウンド的な魅力も感じました。この曲に込めた思い、制作時のヴィジョンを聞かせて下さい。
【ジェンス】
 「ポゴ」は僕らにとって、ロマンティックなパーティトラックさ。80'sの匂いとギターの夢を詰め込んだシングルなんだ。僕らの魅力はエモーションだと思うんだ。ただのダンスミュージックには興味がない。だからこの曲にもメロディーを駆使してエモーションを注ぎ込んだつもりだよ。歌の内容はツアー中に地元を離れていて仲間になかなか会えなくて寂しいと言う気持ちと、それでもそう思える友達が自分にはいると言う歓び、その両方を描いてみた。だからポゴ(飛び上がりたくなる)したくなる。そんな気持ちを表現したんだ。

――いわゆる4つ打ちもののようなクリーンな感じでなく、ダーティーな感じが独特ですね。
【イシ】
 そこはすっげ〜こだわっているところだね。
【ジェンス】 キレイ過ぎたら失われてしまうものがあると思うんだよね。ラフな方が絶対にいい。僕らは8時間も過ごすと窒息しそうな光のないバンカー(地下室)で録っている。それこそが僕に必要な環境だったりするのさ。
(文:井上由紀子)
RELEASE
デジタル主義
デジタリズム
2007/05/09[アルバム]
\1,980(税込)
東芝EMI
TOCP-66661
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PRESENT
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PROFILE
ドイツ・ハンブルク出身。
トルコ系ドイツ人である“イシ”とリベラルな家庭に育った“ジェンス”からなるデュオ。ドイツ・ハンブルクにある“アンダーグラウンド・ソリューション”というレコード店で出会い、すぐに意気投合して結成。その後、ダフト・パンク、ディペッシュ・モード、クラクソンズ、ザ・フューチャーヘッズ、カット・コピーなどのリミックスを手掛け、話題を呼ぶ。
2007年5月9日、アルバム『デジタル主義』をリリース。
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