名作『コントロール』(86年)から20年目の新作『トゥエンティ・イヤーズ・オールド』を完成させたジャネット。最愛のボーイフレンド、ジャーメイン・デュプリのバックアップもあり、アーティスト活動も絶好調だ。

――新作『トゥエンティ・イヤーズ・オールド』は『コントロール』(86年)から20年が経ったことを意味しているとか。
【ジャネット】 ええ、『コントロール』からもう20年経ったのね。あの作品で組んだ(プロデューサーの)ジミー・ジャム&テリー・ルイスと仕事をしてから、20年経ったことになる。『コントロール』は自分の人生をコントロールするようになった意味を込めて作った。もともとシャイで物静かなのに、勇気を出して音楽活動をしていた当時の自分に対して、“頑張ったわね、誇りに思うわ”と誉めてあげているような意味合いのアルバムだった。ニューアルバムはそんな作品から20年目のターニングポイントを意味している。
――ジャム&ルイスはどんなプロデュースをするのですか。
【ジャネット】 彼らの素晴らしいところは、音楽を通してファンに理解してもらえる仕事をしてくれる点よ。必ずしも、どのプロデューサーもそういうやり方をしてくれるわけではない。アーティストよりも自分のカラーを出してしまうプロデューサーもいるから・・・。でも、2人はアーティストらしさを出せるようにしてくれる。音楽を通じてリスナーに一人の人間としてどういう人なのか分かってくれることは大切なことだと思う。

――新作がターニングポイントになったことについて語って下さい。
【ジャネット】 これまでにもターニングポイントに立ったことは何度もある。『コントロール』とか『ザ・ヴェルヴェット・ロープ』の時とかね。『トゥエンティ・イヤーズ・オールド』がターニングポイントだと思うのは、今、私が愛を見つけたから。愛を見つけたから、私はすごく幸せなの!!
――ジャーメイン・デュプリが新しく参加したことで、ジャム&ルイスとのバランスはどうなったのですか。
【ジャネット】 私とジャム&ルイスにジャーメインが加わって、4人で話し合ってアルバムを制作したの。彼の参加でR&B色が濃くなったと思うわ、『コントロール』のようにね。おかげでR&Bのフィーリングを取り入れることができた。彼らの仕事の仕方は違う。ジャーメインはスタジオの作業が早いの、ジャム&ルイスよりもね。私はせっかちな性格だから、ジャーメインの仕事ぶりが大好き。そもそもジャム&ルイスはジャーメインに音楽的影響を与えている。私たちはそれぞれお互いの仕事が好きで、お互いのファン同士でもあるから上手くいくのでしょうね。それだけに、本当に4人で仕事がしやすかったし、楽しかった。
――アルバムに社会的なメッセージを込めていますか。
【ジャネット】 アルバムでは愛をテーマにしているの。だから、社会問題のようなメッセージはない。もっと、普遍的な愛を描いたアルバムね。
――新作には入っていませんが、マライア・キャリーとデュエットする噂がありましたね。
【ジャネット】 実現させたいと思っている。マライアも乗り気だし。実は夕べもここにいたのだけど・・・。彼女も忙しいからね。いつか、実現させたいわ(笑)!
(文:村岡裕司)