ORICON STYLE

2006年09月06日
THE KILLERS ザ・キラーズ SPECIAL INETERVIEW
故郷ラスベガスへの思いがパワーアップした待望の新作!
2年前英国ロックの香り強力なデビュー・アルバム『ホット・ファス』で世界制覇。ザ・キラーズの待望の新作『サムズ・タウン』は、故郷ラスベガスへの思いがパワーアップしたサウンドに込められた意欲作だ。

フラッドのプロデュースで深みのある音に

――さて待望の新作がほぼ完成だそうですが、ひとまず感想は?
【マーク】 新作は1枚目のときよりずっと時間をかけて作れてよかった。U2やスマッシング・パンプキンズで有名なプロデューサーのフラッドを起用したことが僕らの音作りに新しい側面をもたらしたと思う。出来には満足しているし、バンドとしての成長が現れていると思う。1枚目よりもいろんな事を試してみて、深みのあるアルバムに仕上がったと思うんだ。

――デビュー作品は大成功したわけですが、それに優る作品を作らなければならないというプレッシャーはありましたか?
【マーク】 ファンの期待に応えるという点でのプレシャーは少しあった。1枚目の時は何の期待もされてなかったから楽だった。少しでも成功すればいいな、という気持ちしかなかったからね。今回はやはり1枚目と同様、またはそれ以上の作品を作りたいという気持ちになった。

――ザ・キラーズはアメリカのバンドでありながらイギリス的な音を出すバンドとして注目されたわけですが、新作はブルース・スプリングスティーンやトム・ペティーにインスパイアされたそうですね。これはまたどうして?
【ブランドン】 ツアーをやっているうちに故郷が、そしてアメリカが恋しくなって、それが僕らに好きなイギリスのロック以外の音楽に関心を向ける機会を与えた。でも、新作はブルース・スプリングスティーンへのトリビュートアルバムというわけではないんだ。どちらかと言うと英米両方から影響を受けていると言えるかな。僕らの心のありかと聴いて育った音楽の両方から影響されている。

故郷は思っていたほど悪いところじゃないなって感じたんだよ

――タイトルの『サムズ・タウン』はラスベガス郊外にあるカジノリゾートに由来しているそうですが。海外ツアーが故郷に対する思いを変えたわけでしょうか?
【デイヴィット】 それはあるね。ラスベガス以外にも素晴らしい都市があるのも発見したものの、外国は思っていたよりそれほど素晴らしいわけでなかった。故郷は自分が思っていたほど悪いところじゃないなって感じたんだよ。

――ラスベガスからインスピレーションを受けた曲もあるようですね。
【ロニー】 「ボーンズ」という曲は、ラスベガスにあるエルヴィスのイメージを意識していて書いたんだ。これまで僕らの内部にあった要素だけど、冒険的な曲だし、書くのも録音するのも楽しかった。
【ブランドン】 「アンクル・ジョニー」は僕の叔父についての曲でね。最初は暗く始まって、聴き終えるころには、インスパイアされた気持ちになれる。アンクル・ジョニーの悲しみや経験が反映されていて、聴いたときに人生について何かを学べるような内容なんだ。
(文:高野裕子)
RELEASE
サムズ・タウン
ザ・キラーズ
2006/09/29予定[アルバム]
ユニバーサルミュージック
【通常版】
\2,200(税込)
UICL-1062
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【キラキラ・ラスベガス・プライス】
\1,980(税込)
UICL-9037
CDを購入する
PROFILE
ブランドン・フラワーズ(Vo)、デイヴィッド・キューニング(G)、マーク・ストーマー(B)、ロニー・ヴァヌッチィ(Dr)の4人組。
2001年秋、デイヴィッド・キューニングがフリーペーパーに出したメンバー募集告知から始まる。バンド名のザ・キラーズは、ニュー・オーダーの「クリスタル」のPVに登場する架空バンド=The Killersから拝借したものだという。
2003年10月、毎年ニューヨークで開催されるCMJミュージック・マラソンに出演し、デビューのきっかけを掴む。
2004年、『FUJI ROCK FESTIVAL '04』に出演し、日本デビュー前にも関わらず反響を呼ぶ。
2004年10月21日、アルバム『ホット・ファス』をリリース。イギリスではアルバムチャート6位に初登場し、半年以上のロングセールスを記録したの後、2005年1月に1位を獲得。同作品が、現在までに全世界での合計セールスは700万枚を記録し、BRITアウォーズでは2部門、NMEアウォーズでは4部門でノミネートされる。
2006年9月20日、アルバム『サムズ・タウン』をリリース。
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