ORICON STYLE

2006年04月05日
ケイティー・タンストール SPECIAL INTERVIEW
イギリスの音楽シーンから飛び出してきた新星ケイティー・タンストール。昨年を通してのCDの売り上げが年間第7位を記録し、ブリット・アワーズでは最優秀女性ソロ・アーティスト部門を受賞。今年は世界中で大ブレイクの兆しだ。

特定のスタイルに捕らわれないように努力している

――どうしてイギリスでこんなに大ヒットしたのだと思いますか?
【ケイティー】 たぶん私がループ・ペダルを使っているからよ。演奏のはじめに、ギターを叩いてキック・ドラムのように響かさせてループさせたり、歌もコーラスだけ先に入れて多重録音にして、1人で何人分もこなしてしまうパフォーマンスの面白さがあるからだと思う。もちろん、自分の音楽に正直にアプローチしているし、私の曲は共感しやすいし、解釈もオープンなもの。あと、観客との触れ合いをものすごく楽しんでいるからだと思う。


――曲にはフォークやロック、ブルース、いろいろなものをミックスしていますよね?
【ケイティー】 音楽を分析したりするのは難しいわ。私が大好きな音楽は、トム・ウェイツ、ニーナ・シモン、ベック、PJハーヴェイ、フレイミング・リップス、ホワイト・ストライプス、ジョニー・キャッシュなど。彼らを枠に当てはめるのは難しいし、私がインスパイアされるのは、彼らがクリエイティビティな面で自由だから。私も特定のスタイルに捕らわれないように努力しているわ。


旅は曲作りにおいてものすごく大きな部分を占めている

――パティ・スミスを尊敬しているそうですね。
【ケイティー】 彼女が第一にミュージシャンであり、そして第二に女であるという事実は素晴らしいと思う。注目されるために女を武器にしないの。音楽で勝負できるのよ。彼女のアルバム『ホーセス』のジャケットにインスパイアされて私の曲「サドゥンリー・アイ・シー」はできたの。とてつもなくミステリアスで、“セレブに夢中”なんていうカルチャーをかき消してしまうような人よ。


――でも、あなた自身の人生もユニークですよね?
【ケイティー】 スコットランドに生まれながら中国人の血が入っている事もそうだけど、4歳の時はロサンゼルスに住んでいたし、高校生の最後の年はコネチカットで過ごして、バーモント州を旅したわ。今でもツアーは大好きだし、旅は私にとって曲作りにおいてものすごく大きな部分を占めている。もちろん私が育ったグラスゴーの音楽シーンも大好きだけれどね。


――デビュー・アルバム『アイ・トゥ・ザ・テレスコープ』のプロデューサーはスティーヴ・オズボーン(ニュー・オーダーやスウェード、U2等)だそうですね?
【ケイティー】 彼は的確だったわ。私の理想の音楽を具現化するのに、“バンドを使うんだったら最小限に抑えろ。君とドラマーだけで十分だ”と言ってくれたの。だから最初にギターとドラムスを大音量で演奏して、ギターやドラムスの音を立たせた後、キーボードなどの音を加えてレコーディングしていったのよ。私はこのアルバムにとても満足している。そして、多くの人に評価された事もとても嬉しいの。日本でも1人でも多くの人に聴いてもらえたら幸せだわ。

(文:伊藤なつみ)
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RELEASE

アイ・トゥ・ザ・テレスコープ
ケイティー・タンストール
2006/04/12[アルバム]
\1,980(税込)
東芝EMI
TOCP-66562

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PROFILE

英国・セント・アンドリュース出身。
10代の中頃から、自ら曲を書き始め、音楽活動を始める。
2006年4月12日、デビュー・アルバム『アイ・トゥ・ザ・テレスコープ』をリリース。このアルバムは、U2やニュー・オーダーを手掛けたスティーヴ・オズボーンがプロデュース。本国では既に150万枚以上を売り上げ大ヒットを記録。また、『BRIT AWARDS』にも3部門にノミネートされ、うち主要部門の『Best Female Solo Artist』を受賞。

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