ORICON STYLE

2006年03月22日
DAFT PUNK 『SUMMER SONIC'06』の出演で来日決定!

10年目の節目に最高のベスト盤をリリース!!
メジャー・デビューから10年の節目に届けられたベスト盤
 ついに、とうとう、やっと、ダフト・パンクがライブ活動を再開するようだ。この夏の目玉の1つになるだろう、めでたく『SUMMER SONIC'06』での来日が決定。トーマ・バンガルテルとギ=マニュエル・ドゥ・オメン・クリストは、1999年9月9日午前9時9分に起こったスタジオの爆発事故のためにアンドロイドに生まれ変わったという話だが(もちろん信じなくていい)、どうやらライブ・パフォーマンスはプログラミングされていなかったようで、以降は彼らの姿をナマで観ることはできなかった。スキンだと言い張るロボット姿で登場するのか、『アライブ1997』で聴けるようなシンプルでクレイジーなライブを披露してくれるのか、ヒーロー・ショウのような催し物になるのか、逆にアーティスティックなパフォーマンスになるのか、どんなステージかは、まず4月末にカリフォルニアで行われる「Coachella Valley Music Festival」のニュースで知ることができそうだが、何にしても期待度はアップさせといて良さそうだ。
 久しぶりのステージだけに過去の曲もプレイしてくれると思われるが、アンドロイドたちはガイドブックのような格好のアイテムを届けてくれた。『ミュージック VOL.1 1993-2005』は彼ら初のベスト盤。“マヌケなパンク”を奏でたダーリンなるバンドの後に、ダフト・パンクとしての活動をスタート。ハウス/エレクトロニカへのシフトチェンジは「92年の終わりくらいからだね」と以前の取材でトーマが話していたが、それから現在までの第1章が凝縮された『ミュージック VOL.1 1993-2005』は、メジャー・デビューから10年の節目に届けられた。
彼らの個性という面白味が浮かび上がる珠玉作
 ソーマ・レーベルからの数枚のシングルやリミックス・ワーク(『ミュージック VOL.1 1993-2005』にはスコット・グルーブス、イアン・プーリー、ガブリエルのダフト・パンク・リミックスを収録)などで、時の人的な存在のなか、メジャーのヴァージンから最初のシングルとしてリリースされたのが、1曲目の「ミュージック」がカップリングされた、2曲目の「ダ・ファンク」。『ミュージック VOL.1 1993-2005』の収録曲はほぼリリース順に行儀良く並んでいる。97年の1stアルバム『ホームワーク』時代に続いては、新しいミレニアムを迎えるためのテーマ・ソングとなった「ワン・モア・タイム」などの『ディスカバリー』からの曲、そして昨年の3rdアルバム『ヒューマン・アフター・オール〜原点回帰』(現在のダンスフロアと呼応する珠玉のリミックス集『ヒューマン・アフター・オール〜原点回帰−リミキシーズ』も同時リリース)からのディスコ・ロック「ロボット・ロック」、iPod CM曲となった「テクノロジック 〜先端論理〜」、TERIYAKI BOYZ「HeartBreaker」でも炸裂するダフト節全開の「ヒューマン・アフター・オール 〜所詮人間〜」と続く。また、『ミュージック VOL.1 1993-2005』のスペシャル・エディションはビデオ・クリップのベスト・コレクションDVD付きだが、スパイク・ジョーンズやミシェル・ゴンドリーといった有名監督の作品や未発表作品なども収録され、彼らの重要な表現媒体であるだけにこちらも価値が高い。
 シカゴ/アシッド、ブレイクビーツにハード・ハウスとハウス/テクノの継承者でありつつも、マイケル・ジャクソンやプリンス、ジミ・ヘンドリックスにビーチ・ボーイズにクイーンにモータウン、ファンクにパンクにヘヴィー・メタルと、雑多で幅広いバックグラウンドとその守備範囲が見え隠れするサウンドに、彼らの個性という面白味が浮かび上がる。シリアスとジョークのエリアを巧みに行き来するダフト・パンク。ネクスト・レベルへとアンドロイドたちは歩み始めたようだ。
(文:栗原 聰<Zelig>)
PV
PROFILE
トーマ・バンガルテル、ギ=マニュエルの2人組。
1997年、1stアルバム『ホームワーク』をリリース。フランス国内のみならずヨーロッパ全土、果てはアメリカにも飛び火し、全世界で250万枚を超えるモンスター・ヒットに。
また、本人達の夢であった日本漫画界の超巨匠・松本零士氏とのコラボレーション・プロジェクトが、2ndアルバム『ディスカバリー』で実現し、大ヒットを記録。さらに、『ディスカバリー』がアニメーション映画になった『インターステラ 5555』は、『2003年カンヌ国際映画祭』の監督週間特別上映作品として選定される。
2006年3月29日、10年目の節目となる年にベスト・アルバム『ミュージック VOL.1 1993-2005−スペシャル・エディション−』 『ミュージック VOL.1 1993-2005』、アルバム『ヒューマン・アフター・オール〜原点回帰−リミキシーズ−リミテッド・エディション』 『ヒューマン・アフター・オール〜原点回帰−リミキシーズ』をリリース。
オフィシャルサイト
RELEASE
ミュージック VOL.1
1993-2005−
スペシャル・エディション−

ダフト・パンク
2006/03/29[アルバム]
\3,200(税込)
東芝EMI
TOCP-66539
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ミュージック VOL.1
1993-2005

\1,980(税込)
TOCP-66538
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