ORICON STYLE

2009年12月25日
2009年 ORICON STYLE総括☆年末特大特集 Vol.13 クールでカッコイイ“強め女子”に注目!2010年の音楽シーンは“強め女子”がリード “強め女子”特集 時代が求めているスタイルがある。そのひとつが「強め女子」。クールでタフなそのスタイルは、同性の憧れを一身に集め、異性の視線を釘付けにする。ミュージックシーンにも押し寄せてきた新たなトレンド、「強め女子」とはこんなアーティストだ。

自分流を貫くカッコイイ女性に注目!

 いまや、男子といえば「草食」「オトメン」といった単語がセットになってくるほど、男性のおとなしさやかわいらしさ注目が集まっている。では、そんな草食男子の対極に位置するものとは何かといえば、肉食女子ということになってくるのだろうが、それとはまた異なるポジションに位置する「強め女子」なるものが急速にクローズアップされていることはご存じだろうか。

 2009年秋冬のトレンドとなった“80's ロックスタイル”ファッション。そのキーカラーである「黒」や、トレンドモチーフの「スタッズ」「レザー」といった、ハードなロック系アイテムにスポットが当たっている。そして、そんなファッションから派生した言葉が「強め女子」である。芯の強さに満ちたクール&タフ。存在はもとよりファッションに至るまで、クールでカッコイイ、自分の意思をしっかりと持ち、誰もが憧れるポジションを築いているスタイルを指すファッション用語だが、こうした動きは、ファッションの世界に限ったことではなく、ミュージックシーンにおいても着実に広がっている。

 女性が社会で活躍するいまだからこそ、このファッションを中心とした生き方、スタイルの新たな動きにぜひとも注目したい。そこで、「強め女子」のスタイルを体現するアーティストを邦洋2組ずつピックアップしてみた。

 邦楽では黒木メイサと椎名林檎。ストレートロングの黒髪に、強い意志を湛えた眼、若きクール・ビューティーを体現する黒木メイサは、芝居・音楽の各ステージにおいて妥協することなく自分の表現するものと格闘している。一方、アンニュイな表情からパンキッシュなアジテーションまで、音の世界を自在に泳ぎ回る椎名林檎は、男性はおろか時代にも媚びることない作品作りで、シーンに次々と風穴を開けてきた。

 洋楽ではリアーナとレディー・ガガに着目。モデルとしても活躍するリアーナだが、ビジュアルを含め“鋼”のような女性を打ち出し、世界的に話題を巻き起こしている。イメージを次々と打ち壊していくアグレッシブなスタイルは現代屈指だ。エレクトロポップの新星として大きな足跡を残したレディー・ガガもまた、自分という唯一無二のスタイルを確立させ、各国で軒並み大成功を収めた。

 どのアーティストも、少々の時代の揺らぎになびくともしない強さを持ち合わせている。2010年は「強め女子」がリードしていくかもしれない。

注目の“強め女子”ソング

黒木メイサ クールでカッコイイ☆憧れの“強め女子”代表!

黒木メイサ
PV「Are ya ready?」視聴

黒木メイサを語るうえで欠かすことのできない、切れ長の目から放たれる“眼力”を彷彿させる仕上がりを感じさせた、2009年発の2作『hellcat』と「SHOCK―運命―」の余韻も冷めやらぬ中、ドロップされる2010年の第1弾は、エッジの効いたダンスナンバー中心のミニアルバム。時にリズムの隙間をすり抜けながら、時にサウンドと融合しながら、自在に繰り出されるメイサのボーカルは、極めてスタイリッシュであり、彼女のスタンスそのものが投影されているような輝きを放っていて、五感を刺激してくる。多彩な活躍を見せ続けている彼女が、アーティストとしての本気度を存分に見せてくれた作品。この鋭利なしなやかさはヤミツキになる公算大だ。

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ATTITUDE【初回生産限定盤DVD付】

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黒木メイサ
発売日:2009/01/01[アルバム] 価格:\2,415(税込)
ソニー・ミュージックレコーズ 品番:SRCL-7195/6

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椎名林檎 オリジナリティ溢れる音楽とスタイルに共感!

東京事変

椎名林檎の出演(しかもムーンウォークまで披露!)で話題になったグリコ『Watering KissMint』のCMソング。CMで使われているフレーズに強い印象を覚える曲だが、全編に溢れる“仕掛け”はその数倍のインパクトをもって迫ってくる。ファンクなリズムに乗せて響いてくる英語の歌詞。そこへ、韻を踏んだ林檎独特の日本語が滑り込んできて・・・という具合に、歌詞を追おうとするとまるで浮遊しているような感覚になる。いわば“感じる歌”。毎回新たに押し寄せてくる感覚を求めてもう1回、もう1回と強力にリピートしてしまう自分に気づく。十分に“能動的”だ。2月にはアルバムがリリースされるので、こちらも楽しみだ。

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能動的三分間

能動的三分間
東京事変
発売日:2009/12/02[シングル] 価格:\1,000(税込)
EMIミュージック・ジャパン 品番:TOCT-40280

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リアーナ 世界中が注目☆オトナの色気全開!!

リアーナ

刺激的なタイトル。前作を境に大きな変貌を遂げたビジュアルイメージ。こうしたキーワードだけをもとにこのリアーナの新作を読み解こうとすると痛い目にあう。ただひたすらにハードなナンバーが並んでいるのではない。世間が抱いているイメージをトレースするような歌詞が描かれているのでもない。しかし、十分に重厚でありセンセーショナルな内容だ。バラードは切ないし、重みのあるボーカルスタイルも生身の彼女が顔を覗かせているようで胸を打つ。21才という事実とアルバム全体を包む重厚さのコントラストはただごとでない。息を呑む13トラック51分。

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R指定

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リアーナ
発売日:2009/11/25[アルバム] 価格:\2,200(税込)
ユニバーサル インターナショナル 品番:UICD-6170

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レディー・ガガ 奇抜なファッションやスタイルなど、唯一無二の存在!

レディー・ガガ

2009年最大のニューカマーとして日本上陸を果たし、前評判を超える反響を巻き起こしたレディー・ガガの2ndアイテム。ユーロビートのテイストを漂わせたエレクトロポップ「バッド・ロマンス」を先行シングルとして打ち出した耳なじみのよさは、このアルバムでも変わることなく全編を貫く。シチュエーションを選ぶことのない空間とのなじみやすさや、どの曲にも確実に存在する記憶に残るキャッチーなフレーズなど、前作の成功がフロックでないことを示す充実ぷり。彼女の先鋭的なビジュアルを意識するあまり、作品に耳を傾けていないとするなら、こんなもったいないことはない。

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ザ・モンスター

ザ・モンスター
レディー・ガガ
発売日:2009/11/18[アルバム] 価格:\2,980(税込)
ユニバーサル インターナショナル 品番:UICS-1195/6

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(文:田井裕規)

(文:田井裕規)

2009年のエンタメシーン、ヒットの動向や流行りモノを振り返り総決算! 2009 ORICON STYLE総括 年末特大特集

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