ORICON STYLE

2009年05月13日
今、最も注目を集めている音楽プロデューサー 蔦谷好位置 ナイポジ対談絢香、初の共作で「ホントに楽しかった!」
その場のふたりのテンションで生れた傑作後編5月27日更新気分転換は料理!絢香スペシャルは・・・
波長が合うって感じて嬉しかった(絢香)

1987年12月18日生まれ、大阪出身のシンガー・ソングライター。高校2年の春から福岡の名門音楽塾に通う。2006年、シングル「I believe」でデビューし、3位を獲得。その後、シングル「三日月」(1位)など、数々のヒット曲をリリース。
2008年6月25日、アルバム『Sing to the Sky』をリリース。2位を獲得。
2009年4月22日、シングル「夢を味方に/恋焦がれて見た夢」をリリース。6位を獲得。

【絢香】 最初に制作の打ち合わせでお逢いしたときに、マイケル(・ジャクソン)好きっていうことで盛り上がりましたよね。
【蔦谷】 どんな曲を作ろうかっていう話より、マイケルの話ばっかりしていましたね。1時間のうち40分はマイケルの話で(笑)。
【絢香】 ほぼ、マイケルでしたね(笑)。
【蔦谷】 どの曲がいちばん好きかって言って。お互いに「ヒューマン・ネイチャー」が好きってことになって、カフェでふたりでハモっちゃったりして(笑)。
【絢香】 だから、そのときは、曲の話はほとんどしてないんですよね。ただ、何も決めないで作ろうってことだけを話して。
【蔦谷】 ぼくはそれが嬉しかったんですよ。最初は、先に曲を用意しておこうかなって思ったんです。でも、絢香さんが、「何も決めずに、その場のテンションで作りたい」って言ってくれて。
【絢香】 私としては、ずっと同じプロデューサーさんとやってきたので、違うスパイスをもらいたいっていうことで動き始めた時期だったんですね。あまり自分で言い過ぎると目的と外れてしまうし、遠慮されるのもイヤだなって思ってて。だから、私の音楽を客観的に聴いてくれている方に、“ボクだったらこうする”っていうアイディアをぼんぼん出してくれることを期待していたんです。「その日に生まれるものでやりたい」って言ったんですけど、もう期待以上でしたね。
【蔦谷】 実際に、ぼくのスタジオに来てもらって、2日間で3曲もできましたからね。すごかったんですよ。しかも、そのうちの1曲目がシングル「夢を味方に」としてリリースされて。
【絢香】 あまり悩んだり詰まったりせずに、すごく自然にできたんですよね。2時間くらいで1曲できたし、すごく波長が合うんだなって感じて嬉しかったです。
【蔦谷】 波長があったのは、やっぱりマイケル・ジャクソンが大きいんじゃないですかね。
【絢香】 あはははは。絶対に言うと思った!
【蔦谷】 言うと思ったって言うと思った(笑)!!

気持ちいいと思う歌い回しを優先して(蔦谷)

【絢香】 (笑)蔦谷さんがピアノでコードを弾いているところに、私が好きなように歌い始めたじゃないですか。自分で楽器を弾いて作るときは、どっちのコードにいこうか迷うし、メロディーもどうしようかって迷うんだけど、蔦谷さんが考えてくれた道筋があるうえで、私が気持ちいいと感じるメロディーをのせていく作業がすごく新鮮だったんですよ。自分が好きなように歌うのが大好きなので、ホントに楽しかったです。

【蔦谷】 ぼくは、絢香さん自身が気持ちいいと思う歌い回しを優先して作った方が、きっとよくなるなって思ったんですよね。そこから、聴きやすいほうに修正していく作業のほうが、効率がいいかなって。だから、すごく声に合った曲になったと思いますね。歌詞の原型もすぐに作りましたよね。

【絢香】 その日に録ってもらったんですよね、確か。
【蔦谷】 すごく早かったんですよ。あんまり早くに出来上がっちゃったもんだから、「あいつ、ちゃんと仕事しているのか!?」って言われないか不安になっちゃって(笑)。でも、曲は良かったし、歌詞も素晴らしくて。
【絢香】 ありがとうございます。メッセージ的にも新しいものを届けたいと思っていたんです。いままでは、同じ応援歌にしても、自分を見つめたうえで相手を励ます、自分発信のものが多かったんです。でも、やっと、「君にしかない強さがあるんだよ」って言ってあげられる目線も書けるようになってきて。
【蔦谷】 歌詞、ほんとにいいですよ。またマイケルの話になっちゃうんですけど、マイケルのように、ちゃんと韻を踏みつつも、真ん中に促音をいれて、リズムを強調させたりしてて。

【絢香】 ブレスまでがリズムっていうマイケルの曲をずっと聴いてきたからですかね。でも、蔦谷さんが出してくれたメロディーのおかげでもありますよ。
【蔦谷】 けっこう食い気味でリズムが入るメロディーにしているんですけど、そこにのせる言葉がうまいんですよ。しかも、リズムがいい言葉を選びながら、しっかりしたメッセージも込められている。これは素晴らしいですよ。国民ひとり3枚は買ったほうがいいです。
【絢香】 あはははは。ぜひ、お願いします。
【蔦谷】 ぼくは5枚、買いましたからね!

(文:永堀アツオ)
(写真:草刈雅之)

※ご好評をいただいておりました蔦谷好位置ナイポジ対談は、第6回(5/13前編、5/27後編)をもちまして、一旦終了させていただきます。半年間、ご愛顧ありがとうございました。

後編へ続く
蔦谷好位置プロフィール

1976年5月19日生まれ、北海道出身。
幼少よりピアノをはじめ、小学4年生からパソコンで打ち込みを始める。
クラシック、ジャズ他、様々な音楽を独学で学ぶ。
2000年5月、CANNABIS としてシングル「HOW TO LOVE ME」でメジャーデビュー。 現在は、作詞・作曲家、プロデューサーとして活動する一方、NATSUMEN 、Entity of RudeのキーボードプレイヤーやSo'flyのGIORGIO13と共にプロデュースユニットDUMMEEZとしても活躍。
OFFICIAL SITEOFFICIAL BLOG

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