ORICON STYLE

2009年01月14日
今、最も注目を集めている音楽プロデューサー 蔦谷好位置 ナイポジ対談Superfly 越智志帆の素顔に迫る!謎の言葉“才千汁八”とは!?
蔦谷Pにはいつも助けてもらってます(志帆)
今回のお客様 Superflyさん

大学サークル時代に越智志帆(Vo)、多保孝一(G)を中心に結成(現在はボーカル越智志帆のソロユニット)。2007年4月、シングル「ハロー・ハロー」でデビュー。翌年5月にリリースした1stアルバム『Superfly』で自身初となる1位を獲得。

【蔦谷】 Superflyのライブを初めて観たのが、ちょうど2年前のクリスマスイブだったんですよね。
【志帆】 渋谷のO-WESTですね。しかも、24日の昼間!
【蔦谷】 お客さんが10人くらいしかいなくてね。
【志帆】 10人もいなかったと思いますよ、スタッフをのぞいたら、ほんとに5人くらい(笑)。
【蔦谷】 だから、どこで観ていいのか悩んでね。
【志帆】 デビュー前のライブを観ていただいて(笑)。そのあとにあいさつさせてもらったんですけど、えらく酔っぱらっていましたよね?
【蔦谷】 (笑)それはNESTです。Superflyが、デビューしてからのライブ。ぼくはその小さいライブハウスでしか見てなかったから、この前、NHKホールでライブを見て、すごく嬉しかったんですよ。2年経って、同じ渋谷で、こんなにでっかいところでやるようになったって。
【志帆】 自分でも不思議ですね。
【蔦谷】 でも、僕は最初にライブを見たときから、近い将来にこうなるなって思っていましたよ。
【志帆】 あら、さすが(蔦谷)Pですね(笑)。
【蔦谷】 そこは悩まないです。音楽を作っているときも、僕はそんなに悩むことはないんだけど、志帆ちゃんもレコーディングしているときの判断がすごく的確だよね。
【志帆】 そうですか!?私は音楽の知識がないので、Pを頼りにしているんですよ。例えば、エンジニアさんに伝えたいことがあっても、いつも抽象的にしか言えなので。
【蔦谷】 確かに翻訳はするけど、自分がどういう音にしたいかっていうのが彼女は見えているんだと思うんですよ。語彙が足りないのは経験だったりするから、僕はそこを翻訳しているだけで、すごい才能だと思いますよ。
【志帆】 いや、全然ですよ。
【蔦谷】 例えば、「スネアの音がちょっと重いので、軽くして、ザっていう音をもうちょっと足してください」って言うでしょ。それって、LOWをEQ(イコライザー(Equalizer)の略。音声信号の周波数特性を変更する音響機器)でカットして、下から狙っているマイクのフェーダー(ミキシング卓などの、各入力チャンネルや出力のレベルを調整、設定するために使用する機能)をちょっと上げると、志帆ちゃんが望んでいる音になるんですよ。だから、抽象的であっても、エンジニア的にはすごくわかりやすい説明なんですよね。
【志帆】 そうなんですかね(照笑)。Pには、いつも助けてもらっているので、感謝しています。

志帆ちゃんは意外ことが苦手だよね(蔦谷)

【蔦谷】 でもね、なかなかこんなに的確な人はいないのに、最近、ちょっと、あ、この子おかしいなってことに気づいて。
【志帆】 なんですか!?(笑)
【蔦谷】 ・・・ごはんの話、自分でしなさい。
【志帆】 (笑)。会社に勤めている人は、お昼を外に食べに行ったときに自分でメニューを決めるじゃないですか。でも、私は、毎日何を食べていいのかが分からないんですよ。自分で選べないんです。
【蔦谷】 普通は選べますよね(笑)。
【志帆】 そのときに、いったい自分が何を食べたい気分なのかが分からないんです。だから、その場にいる誰かにメニューを決めてもらうんですけど・・・。
【蔦谷】 でも、自炊も好きなんだよね?

【志帆】 そうなんです。スーパーで大量に食材を買って、野菜も切って、タッパに入れて保存しているんですけど、何を作っていいかわからないんです・・・。
【蔦谷】 食材があるのに何を作っていいか分からない(笑)。
【志帆】 何を作っていいか、自分が今、何を欲しがっているのかがわからないんですよ。毎日そうなんです。だから、誰かに決めて欲しいんですよね。
【蔦谷】 ちょっと、おかしいよね(笑)。それで、誰かにメニューを決めてもらったとしても、食べてるときに、「私、ホントにこれが食べたかったのかな?」って思うんでしょ(笑)。
【志帆】 そう。毎日、「これでいいんかな?」って思っています(笑)。
【蔦谷】 だからね、僕、昨日一日、考えてみたんですよ。逆に僕は携帯電話の絵文字を使うのが苦手なんですね。「ありがとう」っていう言葉に対して、ガッツポーズのマークがいいのか、星なのか。ひとつの文章でも、果たして、どの絵文字をつけたら正解なのかがわからない。だから、もう絵文字ボタンをブワーって適当に押すんですけど、すごく華やかになって、おおむね好評なんです。
【志帆】 そんなメールが結構きますね(笑)。
【蔦谷】 僕の中では、それが絵文字を選べないことに対する解決策であって。志帆ちゃんもそういう解決策を見つけるべきだと思うね(笑)。もしくは、今後は、ごはん選ぶのを僕がプロデュースしますよ。
【志帆】 わかりました(笑)。じゃあ、早速、献立表を作ってください。
【蔦谷】 昨日、鯵(アジ)が冷凍庫にあるっていう話を聞いたから、鯵を焼きなさいって言ったでしょ。今日の昼は、ちゃんと鯵を焼いて食べてきた?
【志帆】 焼きました。おいしかったです。でも、100%じゃなかったです(笑)。
【蔦谷】 ダメだ、俺のプロデュース、ダメだ・・・。
【志帆】 あはははは(笑)。鮭の塩焼きの日は裏切られたことがないんですけどね。
【蔦谷】 裏切らない!? ああ〜、そっか。食べ物に裏切られるのか。
【志帆】 はい。鮭の塩焼きは裏切らないですね。
【蔦谷】 じゃあ、毎日、鮭の塩焼きを食べたらいいんじゃないですかね。
【志帆】 (笑)。

(文:永堀アツオ)
(写真:草刈雅之)
後編へ続く
Superfly 最新リリース
How Do I Survive?
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Superfly
発売日:2008/09/10 [シングル]価格:\1,200(税込)
ワーナーミュージック・ジャパン 品番:WPCL-10602
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蔦谷好位置プロフィール

1976年5月19日生まれ、北海道出身。
幼少よりピアノをはじめ、小学4年生からパソコンで打ち込みを始める。
クラシック、ジャズ他、様々な音楽を独学で学ぶ。
2000年5月、CANNABIS としてシングル「HOW TO LOVE ME」でメジャーデビュー。 現在は、作詞・作曲家、プロデューサーとして活動する一方、NATSUMEN 、Entity of RudeのキーボードプレイヤーやSo'flyのGIORGIO13と共にプロデュースユニットDUMMEEZとしても活躍。
OFFICIAL SITEOFFICIAL BLOG

蔦谷好位置 関連作品
アルバム『Superfly』
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発売日:2008/05/14
品番:WPCL-10477
シングル「愛をこめて花束を」
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発売日:2008/02/27
品番:WPCL-10454
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■蔦谷好位置WEB対談 Vol.1
『音楽プロデューサー亀田誠治との衝撃的な出会いと再会を語る!』(2008/12/10)