ORICON STYLE

oricon Sound Blowin’2013〜spring〜

SPYAIRと期待の新人7組が一堂に集結!白熱のステージをレポート

11年目に突入した当イベント。新たな一歩に相応しく、いまの時代性を反映させた、実に多彩なアーティストが集結。全8組、約4時間半に及んだが、MCを務めたザブングルのテンポのいい進行もあって、楽しいトークと気合いの入ったパフォーマンスで、外の雨模様を吹き飛ばす熱いイベントになった。

2度とない個性豊かな8組が集結!

Super Dolls(スーパードールズ)
PROFILEOFFICIAL SITE
ケラケラ
PROFILEOFFICIAL SITE
桜木せいら
PROFILEOFFICIAL SITE
TWIN CROSS(ツインクロス)
PROFILEOFFICIAL SITE
 オープニングアクトには、フィリピン出身のアローディア、日本人のふじゃ〜らとRiEによる、世界的コスプレイヤー3人のユニット・Super Dolls(スーパードールズ)。それこそアニメから飛び出して来たような衣装とメイクの3人に、会場からは「かわいいー!」の声が飛ぶ。エレクトロポップの「アジアの変身」と、激しくドラマチックなアニソンタイプのナンバー「ヒロイン症候群」の2曲を、ダンスとともに披露。実は3人揃って人前で歌を披露したのは、この日が初めてだったとか。キメの自己紹介でも会場を沸かせた。

 mixiでメンバーを集めたという異色の3人組ユニット・ケラケラは、2番手に登場。紅一点のボーカルMEMEは、実はメジャーデビュー前にこのイベントの観覧に応募し、2回当選して来たことがあったとか。「そのステージにいま自分が立っているなんて!」と感動を隠せない様子。ドラマ『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系)の主題歌で話題の「スターラブレイション」のほか、胸を打つバラード「友達のフリ」など、アッパーからしっとり系まで4曲を披露。ポップでちょっと懐かしさも感じさせるメロディーを、伸びやかに熱唱。身振りを交えながらのエモーショナルな歌声で、観客をグッと引き込んでいた。

 3番手は女性シンガー・ソングライターの桜木せいら。ニーハイソックスを履いて、フワフワの白ワンピに黒の革ジャンという、甘辛ミックスのファッショナブルなスタイルで登場。キラキラにデコられたエレキギターも、おしゃれ好きなイマドキ女子といった感じ。1950年代のロックスター=エディ・コクランのカバー「C’mon Everybody」をはじめ、デビューシングルから「アメリア」、「シシュンキラビリンス」など、ロックテイスト溢れるナンバーを演奏。「盛り上がる曲やけん」と、福岡弁のナチュラルトークも好評だった。現役歯科大生ということで、ザブングルの加藤歩から“口の悩み”を相談されて笑いを巻き起こした。

 トークでも反響を呼んだ、沖縄出身のTWIN CROSS(ツインクロス)の2人。心に切なく響く、DANの圧倒的な歌声と、真っ直ぐでハートウォーミングなTOSHIのラップで観客を引きつけたかと思えば、MCではDANがしゃべりまくって、ギャップが笑いを誘う。緊張するとおしゃべりになるそうで、それだけ緊張していたということ。隣で「うんうん」と相づちを打つTOSHIは、MCではほぼしゃべらせてもらえなかった。沖縄の空や海をほうふつとさせる、「NAMIDA」や「ただいま」の広いサウンド感、そして素朴な人柄が滲み出た歌とラップに、観客の気持ちもほっこりと温かくなった。

雨天を吹き飛ばす白熱のステージに熱狂!

山崎あおい
PROFILEOFFICIAL SITE
DISH//(ディッシュ)
PROFILEOFFICIAL SITE
LIFriends(リフレンズ)
PROFILEOFFICIAL SITE
SPYAIR(スパイエアー)
PROFILEOFFICIAL SITE
ザブングル
PROFILEOFFICIAL SITE
 みずみずしい歌声とリアリティーあふれる等身大の歌詞の世界観で、シンクロ系と呼ばれる山崎あおいは、バンドを従えた厚みのあるサウンドで、昨年8月発売のデビューアルバム『ツナガル』のタイトル曲を始め4曲を披露。アコースティックギターをかき鳴らしながらの歌に、会場からは自然と手拍子が沸き起こる。7月にリリース予定の新曲「夏海」では、夏の情景が散りばめられた歌に、会場は一気に夏のムードになった。また、ZIP-FMのレギュラー番組でお悩み相談コーナーをやっていることから、ザブングル加藤は顔の相談を。「もの好きな人を見つけてください」との回答に、会場には笑いが沸き起こった(笑)。

 観客を巻き込むパフォーマンスを繰り広げたももクロ弟分のDISH//(ディッシュ)は、ペンライトを持った大勢のファンの声援の中で、熱気あふれる若々しいパフォーマンスを披露。身体で“DISH”と文字を作る振り付けもあれば、踏み切り板を使ってのハイジャンプなど、しかもそれを楽器を持ちながらやるという、アクロバティックなパフォーマンスにはびっくり。ラップ調の自己紹介もあれば、お皿(ディッシュ)を客席に投げる演出など、多彩なアイディアでも場内を盛り上げた。6月19日にリリースするメジャーデビュー曲「I Can Hear」をはじめ、ロックテイストあふれるノリのいいナンバーの連続に、観客も全身でリズムを刻みながら楽しんだ。

 5人組のLIFriends(リフレンズ)は、ステージが始まって早々、みんなでラジオ体操をやって身体をほぐしたり、彼らのハイテンションにノセられて会場はあっと言う間に一体となった。地元をテーマにした「羽村ストリートラブストーリー」をはじめ「アゲアゲええじゃないか」など、ノリのいいダンスナンバーを次々と。“パーティーバンド”と名乗るだけあり、つかみ、演奏テクニック、熱い歌と、どれも最高。ユーモアたっぷりで繰り広げる楽しいライブを展開した。「売れるまで絶対諦めない覚悟がある。絶対売れてやるぞ!」との雄叫びにも、「ガンバレー!」と場内からたくさんの声援が飛んだ。

 ラストに登場したのは、スペシャルゲストのSPYAIR(スパイエアー)。ツアーを終えて間もなかったが、「ツアーだけじゃまだまだやり足りなくて、ウズウズしていた」とボーカルのIKE。楽屋ではLIFriendsなど新人アーティストともたくさん話しをして仲良くなったそうで「若手に負けちゃいられない」と、かなり気合いが入ったとのこと。「今日出たやつらのなかで、気になったやつ見つかった? そうしたら今度はライブに足を運んで、CDを買って応援してやって!」と、若手をサポートする発言も。今年一発目に出した、切ない想いを乗せたナンバー「サクラミツツキ」をはじめ、TBS系ドラマ『潜入探偵トカゲ』の主題歌としても話題の最新曲「虹」など6曲を披露。疾走感あふれるソリッドなロックサウンドに、手を挙げたり頭を振ったり、輪になってモッシュしているファンも。これ以上ないほどの堂々とした圧巻のパフォーマンスで、イベントの最後を締めくくった。

(文:榑林史章/撮影:片山よしお)

BACK NUMBER

■oricon Sound Blowin’10th Anniversary supported by NTT西日本 ライブレポート
『2,200人の輪唱でギネス認定!白熱のライブ&感動の瞬間をレポート!!』(2012/12/12)

■oricon Sound Blowin’2012〜spring〜 ライブレポート
『ソナーポケット&期待の新人が集結した特別な夜』(2012/05/16)

■oricon Sound Blowin’2011〜autumn〜 ライブレポート
『スペシャルゲストはJASMINE!ブレイク必至の注目新人による熱いライブに密着』(2011/11/16)

■oricon Sound Blowin' 2011〜spring〜 ライブレポート
『ナオト・インティライミ&新人6組が“元気を届ける”ライブで熱唱!』(2010/11/17)