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oricon Sound Blowin’ 2011 spring〜Live!for Japan〜 ライブレポート!

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毎年春と秋に開催している新人アーティストのイベント、17回目となる『oricon Sound Blowin’ 2011 spring〜Live!for Japan〜』が、5月14日に東京・渋谷O-EASTで開催された。ゲストのナオト・インティライミをはじめ、OUTER-TRIBE、キノコホテル、Cherie、中村舞子、真崎ゆか、yu-yuといった個性派揃いの全7組が登場。進行役のゆってぃとのトークを交えながら、思い思いのステージを披露。全国に向け、元気を発信するイベントになった。
個性豊かな新人アーティストが“音楽の力で日本を元気に!”した一夜

 トップバッターのキノコホテルのステージは、まるで昔のニュース映像で観た60年代のゴーゴークラブのような雰囲気。「非常なる夜明け」など、ノリのいいガレージロックと過激なパフォーマンスで観客を圧倒した。支配人マリアンヌ東雲(Vo&Key)は、独特の雰囲気でSっ気たっぷりにムチを振ったり、タンバリンを叩いたりして観客をあおる。「キノコホテル唱歌」では、キーボードの上に乗ってソロを弾くパフォーマンスまで披露して観客を熱狂させた。演奏終了後のトークには、マリアンヌ東雲の代わりの人形を持って秘書(エマニュエル小湊)が登場。つかみどころのないキャラ設定に、ゆってぃもタジタジ。

 赤いジャケットにハットをかぶり、スラッとした長身のCherieは、デビュー曲「恋のフシギ」をはじめ、キャッチーなサビでギターがガンガン鳴り響くロックナンバーの「TRIP」などを披露。ヌケのいいハイトーンのボーカルと、エレクトロとロックが融合したサウンドを次々と繰り出すステージは爽快感いっぱい。「コイントス」という曲の前には、「女の子には裏と表がある」と話すなど、切れ味鋭い独特な口調で、彼女のカラッとしたクールなキャラクターをほうふつとさせてくれた。マニッシュな魅力は、女の子から特に人気が出そうな予感。

 ステージの中央に大きな木、足下には草花があるという森の中を思わせるセットで、マイナスイオンたっぷりのステージを披露したyu−yu。クラシックのような美しく神秘的な歌声で「見上げてごらん夜の星を」のカバーや、「Always」などをしっとりと歌い上げた。MCのときは、川のせせらぎや小鳥のさえずりの音が流れる演出も。ゆっくりトーンの京都弁にも会場から「かわいいー」と声があがった。そうかと思えば「(しゃべりの)間がすさまじいですが、渡部陽一さんをマネしてるわけじゃないです」と、ユーモアも。ゆってぃも「引き込まれました。一生聴いてられそう」とぞっこんだった。

 打って変わって、アッパーなダンスビートに乗せて登場した真崎ゆか。MCでは「ぜしぜし(ぜひぜひ)、楽しんでください」など、緊張からか噛みまくる場面もあったが、ひとたび歌い始めるとそんな様子はみじんも感じさせないクオリティー。ダンサーを従えてのキレのあるダンスパフォーマンスもあれば、しっとりとしたバラードを歌い上げるなど、エンターテインメント性の高いステージで魅力を発揮した。最後には、最新シングルの「もっと愛したかった」を披露。情感のたっぷり込められたソウルフルな歌声には、観客もしばし聴き惚れていた。

キノコホテル
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Cherie(チェリー)
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yu-yu(ユユ)
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真崎ゆか
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中村舞子
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OUTER-TRIBE(アウター・トライブ)
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ナオト・インティライミ ※Special Guest
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ゆってぃ ※MC
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 中村舞子は、途中で機材トラブルがあったものの、「今のリハーサルだって気づいてた?」と余裕の切り返しでステージを続行するなど、19歳とは思えぬ貫禄で「何を食べたらこうなるんですか!」とゆってぃも驚いたほど。まずは挨拶代わりに美しいアカペラを披露したほか、「みんなにサプライズを贈りたい」と、CLIFF EDGEの3人を呼び込み、ヒットナンバー「The Answer feat.CLIFF EDGE」も披露。温かみのある歌声と巧みなラップが絡む、目の前で繰り広げられる生コラボに観客も大満足。ライブではまだ数回しか歌っていないというm-floのカバー「let go」など全4曲を歌い上げた。

 今回唯一の男性“新人”アーティストだったOUTER-TRIBE。ライブハウスで鍛えた巧みなステージングで観客をノせながら、確かな実力と勢いを感じさせるパフォーマンスを披露した。「ほな行こうか!ひとつになろう。ロックしようぜ!」と、関西弁のMCも好評。ギター2人とベースのメンバーも、頭を振ったりステージを駆け回ったり、高くジャンプしたりと、激しくパフォーマンス。最後には「大切な人の顔を浮かべて聴いてほしい」と最新のバラードシングル「WEDDING SONG」を披露。ノリだけでなく聴かせる力も持った彼らの今後の活躍に期待が高まった。

 最後に、懐かしのジュリアナTOKYOのテーマに乗って、にぎやかに登場したスペシャルゲストのナオト・インティライミは、勢い余って通り過ぎるというギャグを早々にかますなど、笑いあり感動ありの堂々のステージで会場を沸かせた。自分もまだ新人と恐縮しながら「フレッシュなアーティストのみなさんとご一緒させていただいて、刺激をいただいておりマッスル」などと、トークの端々にギャグを織り交ぜた軽妙なMCは天下一品。そうかと思えば「ささやかな、小さな一歩、半歩でもいいから踏み出してみよう。きっと景色がガラリと変わって見えるから」と、最新シングル「Brave」を披露。笑いもあれば心に響く歌もある、このギャップが観客のハートを掴んでいた。また、「マワセマワセ」では、観客もナオトと一緒にタオルを回して盛り上がるなど、最後まで笑顔が絶えないステージになった。

 今回はソロシンガー4組、バンド2組という新人たちとゲストが、夢や希望、勇気、愛など、様々な想いを胸にステージに立ってくれた。そんな出演者たちと集まってくれた観客が、まさに1つになった4時間、終始会場はものすごいエネルギーであふれていた。そしてナオトの「みんなサイコー!」という言葉。そこにすべてが詰まっていた。

(文:榑林史章/写真:斉藤房子)

oricon Sound Blowin‘ 2011 spring 〜Live! for Japan〜 義援金のご報告

 この度の東日本大震災で被災された皆様、ならびにご家族、ご友人の方々に心よりお見舞い申し上げます。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。今、私たちが出来ること……音楽を通じて元気を送り続けること、そして私たち一人ひとりが「熱く生きる」こと。『Live!for Japan』私たちみんなの元気が、きっと日本を元気にすると信じています。

 今回のイベントでは会場に募金箱を設置し、義援金の募金をお願いいたしました。皆様にご協力いただき、集まった義援金合計額は67,117円になりました。こちらの義援金は「日本赤十字社」を通じて被災地にお届けいたします。ご協力いただき、本当に有難うございました。

oricon Sound Blowin’事務局

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