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「止まない雨はない」豪雨のなかで浮かび上がった“虹”L'Arc〜en〜Ciel『20th L'Anniversary Live』Report
L'Arc〜en〜Ciel結成20周年を10万人が祝福!
hyde
ken

 溢れんばかりのワイドレンジな音楽性に加えて、巨大スケールの活動スタンスで、ミュージックシーンに新たな神話を作り続けるモンスターバンド、L'Arc〜en〜Ciel。結成20周年となる“20th L'Anniversary year”を迎えた今年、5月28日、29日の2Daysで開催された特別なライヴ、それが『20th L'Anniversary Live』だ。会場は東京 味の素スタジアム。サッカー場として機能する同施設は1日約5万人、計約10万人がL'Arc〜en〜Cielの結成20周年を祝福するサンクチュアリとなっていた。

 客席最後方に着けられたハマーリムジンからメンバーが登場。場内左右に突然現れたレッドカーペット上を一歩一歩踏みしめるようにステージへ向かうと、いよいよ幕が上がる。オープニングは、リーダーtetsuyaのベースフレーズから始まる「In the Air」。バンドの軌跡を辿るにふさわしい実にドラマティックな幕開けだった。1stアルバム『DUNE』から『HEART』の楽曲を中心に構成された1日目は、「Caress of Venus」や「Blurry Eyes」などの代表曲はもとより、yukihiro加入後のステージで初演奏されることになった貴重なナンバーの数々を披露。大きな感情の起伏が1曲の中でうねりを上げ、それが聞き手の心を揺さぶるかのような初期ナンバーが、hyde曰く「今日はかなりコアな5万人が集まってるってことですね。すみずみまでマニアが見えます」という、超満員の客席からの大声援で迎えられる。

 そして、朝から降り続いていた雨がほとんど上がったライヴ終盤。「止まない雨はない」というhydeのMCに続いて演奏された曲は、「虹」。ステージセットには“虹”が浮かび上がり、力強くも優しいサウンドが会場いっぱいに溢れる。hydeの瞳に虹の欠片が光ると、1日目の幕が下りた。

未来への祈りと願いが込められた、演奏というメッセージ
tetsuya
yukihiro

 『ark』『ray』から『KISS』そして現在までの楽曲を中心に構成される2日目。前日から降り続いていた雨は激しさを増し、それがメンバーの心に火を灯したかのような凄まじい演奏が繰り広げられた。この日のオープニングは「READY STEADY GO」。yukihiroの8ビートが先行して鳴り響き、メンバーを迎え入れるとガツン!とバンドの音が鳴らされる。その一音が圧巻、すでにライヴの成功を物語っていた。

「HEAVEN'S DRIVE」「Driver's High」「STAY AWAY」といった、お馴染みのヒットチューンのオンパレードに客席は熱狂。yukihiroのドラムはバンドのビートを牽引し、tetsuyaのベースは疾走感と存在感に満ち溢れ、kenのタイトで伸びやかなギターが力強いフレーズをはじき出すと、シーケンサーや打ち込みでは太刀打ちできないほどの強靱なうねりが湧き起こる。そこにhydeの表情豊かなヴォーカルが加わって、広がる色彩。この日演奏された23曲には、過去ナンバー再生の喜びに加えて、今、そしてこれからのL'Arc〜en〜Cielサウンドが鳴らされていたような気がして、実に興味深い新境地を垣間見ることができた。

 ライヴ終盤ではL'Arc〜en〜Cielからの言葉がスクリーンに映し出される。その後、演奏された「forbidden lover」「MY HEART DRAWS A DREAM」「GOOD LUCK MY WAY」。この3曲には、未来への祈りと願いが込められていた。演奏というメッセージ。その意味を受け取った客席からは自然発生的に拍手が沸き上がり、会場へ舞い降りた希望の光が見えたかのようだった。

 全45曲全曲かぶりなし、感動の2Days。結成20周年を迎えた彼等のバンドヒストリーを完全網羅したこのステージの模様は、WOWOWにて7月31日(日)夜6:00〜、2時間に凝縮して放送される。ますます加速度をつけていくL'Arc〜en〜Cielの今を決して見逃せない。

(写真/hyde:田中和子、tetsuya:今元秀明、ken:三吉ツカサ、yukihiro:石井亜希、全景:緒車寿一)

オンエア情報

 渾身のステージとなった2日間を2時間に凝縮し、L'Arc〜en〜Cielのこれまでの輝かしい20年間を堪能することができる番組として、WOWOWで独占放送!会場に行った人、残念ながら行けなかった人もこの機会をお見逃しなく。

 『L'Arc〜en〜Ciel 20th L'Anniversary Live』
7月31日(日)夜6:00〜
WOWOWでハイビジョン放送!!

L'Arc〜en〜Ciel 20th L'Anniversary Live
20th L’Anniversary Live をWOWOWで観る!
スペシャル情報

 Gyao!で6月28日よりL'Arc〜en〜Cielのスペシャルページがオープン。このページでしか見ることのできない、メンバーのスペシャルインタビューや、先日行われた『20th L'Anniversary Live』をもっと楽しめるスペシャルコンテンツも掲載。バンド結成20周年の“20th L'Anniversary year”を堪能できる!

リリース
GOOD LUCK MY WAY【初回生産限定盤】
L'Arc〜en〜Ciel
  • GOOD LUCK MY WAY【初回限定盤】
  • 発売日:2011/06/29
    [シングル]
    価格:¥1,575(税込)
    キューンレコード
    品番:KSCL-1816/7

GOOD LUCK MY WAY【通常盤】
L'Arc〜en〜Ciel
  • GOOD LUCK MY WAY【通常盤】
  • 発売日:2011/06/29
    [シングル]
    価格:¥1,223(税込)
    キューンレコード
    品番:KSCL-1818

プロフィール

L'Arc〜en〜Ciel
hyde(Vo)、ken(G)、tetsuya(B)、yukihiro(Dr)の4人。
1991年、tetsuyaを中心に大阪で結成。
1993年4月27日、1stアルバム『DUNE』をリリース。インディーズシーンを席巻する。
1994年7月、ビデオシングル「眠りによせて」でメジャーデビュー。
1996年12月12日、アルバム『True』で初の首位を獲得。ミリオンヒットとなる。
それ以降もヒット作を連発。史上初のシングル3枚同時リリースや2度のシングル1、2位独占など常にミュージックシーンを賑わしている。各メンバーのソロ活動も活発で、アメリカ、アジア各国でも活躍。
2011年2月16日、“20th L'Anniversary”ベストアルバム『TWENITY 1991-1996』『TWENITY 1997-1999』『TWENITY 2000-2010』を同時リリース。
2011年5月28日、29日、20周年記念ライヴ『20th L’Anniversary Live』を開催。
2011年6月29日、シングル「GOOD LUCK MY WAY」をリリース。


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L'Arc〜en〜Cielの過去の特集&インタビュー

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