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華やかでゴージャスなオープニング

 会場に足を踏み入れると、まずステージの装飾に目を奪われる。会場内に流れるBGMなど、演奏が始まる前からすでにわくわくした気持ちになり、ディズニーファンだけではなく、誰もが「どんなコンサートなのだろう」と期待に胸を躍らせることだろう。第1部は東京ディズニーランドで大人気のショー『ワンマンズ・ドリーム』の楽曲で幕開け。オープニングにふさわしい華やかさで、一気にディズニー・オン・クラシックの世界に引き込まれる。

 続いて今年開園10周年を迎えた東京ディズニーシーのアニバーサリーソング「It’ll Be Magical !」、この4月から新しく始まった夜のショー「ファンタズミック!」が、フル・オーケストラにより演奏され、パークで聴くのとはまた一味もふた味も違う、重厚でゴージャスな響きに気分が昂揚してくる。

 次に『塔の上のラプンツェル』から、小編成のバンドとボーカルで3曲。登場人物たちが夢や希望を歌うアップテンポの2曲に続いて、「輝く未来」では映画の幻想的なシーンが甦ってくる。第1部のラストは、大ヒット映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の4作目から、指揮者のブラッド・ケリーが交響詩に編曲。「管弦楽と照明のための」とタイトルがついているようにオーケストラと照明の見事なコラボレーションが観客を魅了する。

 特筆すべきはギターとバイオリンのセッション。両者の火花が散るような白熱した演奏に、思わず身を乗り出して聴き入ってしまった人も多いことだろう。このコンサートの見せ場のひとつであることは間違いない。

プリンセスたちを取り上げたプログラム

 第2部は、『シンデレラ』『魔法にかけられて』『リトル・マーメイド』のプリンセスたちを取り上げたプログラム。アニメーションのBGMとしてではなく、楽曲として聴いてみると、オーケストラならではの様々な楽器の音の重なりが織りなす重厚感がとても新鮮で、凝った曲作りがなされているような印象を受けた。『魔法にかけられて』では、ディズニー・オン・クラシックお約束とされる“ダンシングソング”で一気に会場の雰囲気を盛り上げたかと思うと、切ないバラードをしっとりと聴かせる。このメリハリの付け方も小気味良い。

 第2部最後は『リトル・マーメイド』。アカデミー最優秀オリジナル作曲賞、最優秀歌曲賞のダブル受賞をした作品だけあって、ヒットナンバーが揃う。ボーカリストたちの豊かな歌唱力と演技、オーケストラの迫力ある演奏によって、客席もステージも一体となって盛り上がり、そして感動的なフィナーレへと続く。

 幾度となく繰り返されるアンコール、それに笑顔で応える演奏者たち。終演を迎えてからも会場内に熱気が余韻として残っているようだった。今年のテーマである、「Journey 〜夢に向かって」には「夢は全ての出発点、人生とは夢に向かって歩み続けるJourney(旅)のようなもの」という意味が込められているという。

 映画館やテレビ、テーマパークで誰もが一度は耳にしたことがあるであろう珠玉の名曲を、改めて壮大なオーケストラで聴くとまた違った感動や発見が見つかるはず。クラシック初心者でも楽しめる……、そこにも“ディズニーの魔法”があふれている。

INFORMATION

ディズニー・オン・クラシック
〜まほうの夜の音楽会 2011

ディズニーの名曲を特別編成されたオーケストラの演奏と、ブロードウェイで活躍するボーカリストたちの歌声で贈る音楽会。2002年に日本で企画されてスタート。年々人気が高まり、9回目を迎える今年は、日本全国29会場38公演を開催。フル・オーケストラのツアーとしては日本最大規模の公演となる。

オリジナルのグッズも好評販売中!ジャック・スパロウの衣装を着たミッキー、ミニーも加わったモノトーン・ミッキー&ミニーシリーズなどキュートなアイテムが勢ぞろい!
公演スケジュールなど詳細は公式サイトへ。
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