ROCK IN JAPAN FES.2010ROCK IN JAPAN FES. 2010 レポート 響き渡った!!心を振るわせるサウンドと大歓声 熱く響くとびっきりのロックサウンド11年目を迎えた『RIJ』は、リピーターの観客も多い。程良いペースでの楽しみ方を心得ている人ばかりなのも、このフェスの会場内に漂う和やかなムードにつながっているのだと思う。『GRASS STAGE』エリア後方のテントゾーン、シートゾーンでくつろぎながらステージを観る人、お目当てのライブの合間にいろんな屋台を巡りながらフェスグルメを堪能する人、木陰でのんびり過ごす人、DJブースで踊る人……。前日、前々日に続き、快晴となった場内はやはり暑かったが、心から楽しみながら行き交う人々の笑顔に囲まれて、3日目も最高のひと時を過ごすことができた。 最終日の『GRASS STAGE』にまず登場したのはPOLYSICS。3月に行われた日本武道館ライブを最後にキーボードのカヨが「卒業」して以来、彼らがステージに立つのはこれが最初となった。4人組から3人組となったPOLYSICSはどのようなライブを行うのか?今後の彼らの方向性を示す第一歩となるだけに、期待した表情の観客がスタート前からたくさん集まっていた。登場した彼らは、サポートメンバーを加えていない3人編成。同期サウンドを流しつつ、ハイテンションのギターやビートを炸裂させていた。新曲もたくさん披露され、新生POLYSICSの攻めの姿勢が大いに示された内容となった。 続いて『GRASS STAGE』に出演したのは斉藤和義。バンドメンバーを率いて美声を響かせつつ、自身もギターを熱く奏で、とびっきりのロックサウンドを聴かせてくれた。そんな演奏の合間のMCで、ゆる〜いテンションで語るのも楽しい。ヒットシングルとなった「ずっと好きだった」などで盛り上げつつ、ラストは「歩いて帰ろう」。フィールドは終始、観客の笑顔と大合唱に包まれていた。 観客の心を震わせたフィナーレアーティストによっては、スタイルを変えて複数回出演することがあるのも、『RIJ』の要チェックポイントだ。2日目にユニコーンで出演した奥田民生は、3日目の『GRASS STAGE』の4番目に「奥田民生」名義で登場。バンド編成で骨太なサウンドを堪能させてくれた。 同じく前日に「トータス松本Band」として『GRASS STAGE』に出演したトータス松本は、この日は『LAKE STAGE』にひとりで出演し、弾き語りを聴かせた。時折ギターを置いて、お客さんの手拍子に乗りながら唄っていた姿が印象深い。ソロ曲のほか、ウルフルズの「サムライソウル」なども交えつつ、ソウルフルな歌声を存分に発揮していた。 また、これも同じく前日、『SOUND OF FOREST』に「曽我部恵一BAND」として出演した曽我部恵一は、サニーデイ・サービスとして、『LAKE STAGE』の舞台を踏んだ。サニーデイ・サービスが『RIJ』に出演するのは、実はこれが初。「baby blue」「恋人たち」「サマー・ソルジャー」など、名曲を連発して、観客を沸かせていた。 今年の『RIJ』の大トリはYUKI。すっかり日も暮れた『GRASS STAGE』で、コーラス、ホーン、ストリングスを率いた大編成でステージを展開した。新旧の曲を織り交ぜつつ、洗練されたアレンジのサウンドを響かせ、夜空高く歌声を届けていった。稀代の歌姫の素晴らしい歌声に満員の観客の心が震えたフィナーレとなった。 (文:田中 大) WOWOW『ROCK IN JAPAN FES.2010』放送日時P R
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