ORICON STYLE

2010年05月19日

oricon Sound Blowin' 2010〜spring〜 ライブレポート

LIVE PHOTO GALLERY
miwaの写真universeの写真Tiaraの写真
THE KIDDIEの写真清水翔太の写真
舞花の写真LONELY↑Dの写真風流〜fool youの写真
期待のアーティストたちが魅せた、大興奮のライブ!!

 「ワカチコワカチコ」のギャグでお馴染みの芸人・ゆってぃによるナビゲートで、ライブはスタート。親しみのあるユルさ全開の雰囲気とイジられキャラで、出演者の緊張もいい具合にゆるみ、イベントは終始温かいムードに包まれた。

universe(ユニバース)
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舞花(マイカ)
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風流〜fool you(フウリュウ)
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Tiara(ティアラ)
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 トップバッターとして登場したuniverse。「SHIBUYA O-EASTは、インディーズ時代から憧れの会場だった」そうで、前日は興奮して眠れなかったとのこと。しかし、その興奮を音に変え、熱いライブを披露し、シンプルでメロディアスなロックサウンドを聴かせてくれた。ロッテのCMソングとしてもオンエアされて話題の「ハルイロ」をはじめ、ロックバラードの「Misty Days」など、ストレートな4曲を熱演。「ハルイロ」では、一緒に口ずさむ観客の姿も。彼らの心のこもった音と言葉が、真っ直ぐに伝わって来るステージだった。

 洋楽を思わせるような乾いたロックサウンドと、独特なメロディーライン、そして英語と日本語が絶妙に混じった歌声で観客を魅了した舞花。スリー・ドッグ・ナイトの71年の全米NO.1ヒット曲「歓びの世界〜Joy To The World」のカバーも披露して、彼女のルーツを感じさせてくれた。また、泣き虫だった自分の経験を元に書いたという、デビュー曲「never cry」も熱唱。その歌いっぷりは、熊本で路上ライブをやっていたというだけあって、堂々としたもの。懐の深さも感じられるステージを見せてくれた。

 元芸人のメンバーによる絶妙なトークと歌で会場を盛り上げたのは、関西ですでに人気の2人組・風流〜fool you。関西では数多くのライブイベントに出演している実力を、東京でも存分に発揮し、ノリのいいライブを展開した。観客とのコール&レスポンスでは、ゆってぃのギャグ「ワカチコワカチコ」を連呼して盛り上がった。ヒットナンバー「再恋STORY」の他、頑張る人を応援する「try again〜あきらめないキミのうた」など披露。レゲエを採り入れた聴きやすいラップと、絶妙なハーモニーが、東京でもがっちり観客の心を掴んでいたようだ。

 ななめに被った帽子がキュートなTiaraが登場すると、場内のあちこちから「かわいい!」の声。「みなさん切ない恋愛の経験はありますか?」と観客にたずねたり、ライブは実に和やかな雰囲気。これまでSEAMOやSpontaniaなど数多くのアーティストとコラボしている彼女だが、この日はゲストにKGを迎えて「Love is…」を熱唱。スケールの大きな愛のデュエットバラードで、彼女の甘く透明感のある歌声が、会場を温かく包み込んだ。トークで、ゆってぃから「フィーチャリングに混ぜてほしい!」と懇願されると、笑ってごまかしていた。

LONELY↑D(ロンリーディ)
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miwa(ミワ)
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THE KIDDIE(キディ)
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清水翔太
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ゆってぃ
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 独特の硬派なムードでライブを盛り上げたLONELY↑D。「上京して半年、こんなにたくさんの人の前で歌えて嬉しい」とボーカル&ギターのカタオカセブン。MCでカタオカが熱く音楽を語る場面もあり、そこでは、彼らの音楽や世の中に対する真剣さが伝わって来た。この日は基本のスリーピースに、サポートのギタリストを加えた4人で演奏。デビュー曲でパワフルな「ハルアシンメトリー」や、日常を淡々と歌う「凡日」など、シンプルで骨太のロックサウンドを聴かせた。

 miwaは、ドラマ主題歌として話題になったデビュー曲「don't cry anymore」など4曲を歌い、存在感を発揮した。ハリのあるパワフルな歌声は想像以上のエネルギーで、小柄な彼女の一体どこから?と思うほど。「初披露なので緊張しています」と言って披露した、新曲の「リトルガール」では、アコギの弾き語りで始まるノリのいいナンバー。観客も、思わず手拍子を始めるほど盛り上がった。楽しい雰囲気もありながら、凛としたたたずまいも感じさせる彼女のステージ。夏フェスへの参戦も決定し、今後の成長が楽しみになる、期待が高まるステージを見せてくれた。

 ファンの持つカラフルなライトが会場を彩ったTHE KIDDIE。彼ら目当ての観客も多かったようで、さながらワンマンライブのような盛り上がり。しかし、彼らのことを知らない観客への心遣いも忘れず「今日は僕らのことを見て覚えて帰ってくださいね」と、しっかりアピール。ポップ感溢れるデビュー曲「smile.」や、ダンスビートとロックを融合させた「恋して★DISCORD」など4曲を披露。メンバー全員が飛び跳ねて動き回る、元気あふれるパフォーマンスに、観客も一緒に手を振って盛り上がった。今後の活躍にも期待が高まる。

 そして最後に登場したのは、この日のゲスト、清水翔太。「ライブをやるのは久しぶりなので、かなり緊張しています」と言った彼だが、そんな緊張はみじんも感じさせない、堂に入ったさすがのパフォーマンスを見せてくれた。ステージに登場すると、割れんばかりの歓声。リズムに乗って軽快にステップを踏みながら、ステージを左右に動き回り、観客に手を振って声援に応えた。歌ったのは、最新アルバムのタイトル曲「Journey」や、歌詞にスイーツの名前がたくさん出てくる「CREAM」など全5曲。実に甘く感動的な歌声で、最後には「知ってる人は一緒に歌ってください」と言って「君が好き」を熱唱。観客と一緒に歌って会場が1つになった。また、照れながらワカチコをやる姿にも、歓声が挙がっていた。

 ロックからアコースティック、R&B、HIP HOPなどジャンルも様々なアーティストが登場した今回のイベント。この新人7組の中から、次にオリコンランキングを賑わせてくれるのは誰か?彼らの今後の活躍が楽しみだ。

(文:榑林史章)
(写真:斉藤房子)