ORICON STYLE

2010年07月07日

飛躍的に高まる多様化する新鋭グループへの注目度

SUPER JUNIOR SHINee

 K-POPブームの中心はやはり男性グループにある。ここ最近のムーブメントはBIGBANGが牽引し、その勢いは一向に衰えるところを見せない。デビュー段階から日本を始めとしたアジア進出を見据えて活動しているグループも多く、いち早く日本で活動してきた超新星や、インディーズ時代から日本留学を経験してきたロックグループFTIslandは、日本進出に大きなアドバンテージを得ている。また、アジアNo.1エンターテインメントグループとされるSUPER JUNIORは、バラエティ色の強いSUPER JUNIOR-T、中華圏を中心に活躍中のSUPER JUNIOR-Mなど、そのコンセプトに合わせてユニットを組み換えられることが強みだ。

 そして現在、韓国でも続々と男性グループがデビューしており、新人グループの情報は、ケーブルテレビやネット配信番組を通じて日本にもダイレクトで伝えられる。今や日韓の音楽シーンは完全にボーダーレスとなり、K-POPファンの間では新鋭グループへの注目度が飛躍的に高まっている。また、韓国側にとっても、巨大な日本のマーケットは無視できない存在だ。男性グループの在り方も多様化しており、ダンスを中心にしながらも、HIP HOP、ロック、バラードといった様々なジャンルに波及している。

いち早く注目を集める次世代男性グループは!?

2PM U-KISS ZE:A

 こうしたなか、次世代男性グループのなかで、いち早く注目を集めるのが、SUPER JUNIORと同じ所属事務所のS.M.エンターテインメントからデビューしたSHINeeだ。すでに日本でのイベントも成功させ、「草食系」と紹介されるなど、どちらかといえば線の細いかわいらしいルックスながら、パワフルなパフォーマンスで、多くのファンを魅了している。

 また、名プロデューサーのパク・チニョンが代表を務めるJYPからは、2PMと2AMという2つのグループがデビュー。当初はダンスグループの2PMの人気が先行したが、バラードが中心の2AMの人気も定着し、ジャンルの異なるグループが好対照となった。

 さらに、2009年には、パク・チニョンの愛弟子であったワールドスター・Rain(ピ)が、5人組のダンスグループMBLAQをデビューさせた。高い歌唱力とダンスパフォーマンスは共通するものの、ワイルドな風貌は2PM、2AMとも一線を画す、独特の存在感を放つ。

 2008年にデビューしながら一歩遅れていたU-KISSも、2009年には男らしさを全面に押し出して人気急上昇となった。韓国、中国、アメリカ人メンバーからなるグローバルアイドルだけにワールドワイドな活躍が期待される。

さらに続く韓国でのデビューラッシュ

CNBLUE F.CUZ SM☆SH 大国男児

 近年の韓国における男性グループ人気の要因のひとつに、グループがデビューするまでを追いかけたドキュメンタリー番組の存在がある。公開オーディションからイベントの開催、そしてデビューまでを追うことで、デビューする前から注目を集めることが当たり前となってきた。

 この傾向から生まれたのが、Mnetの人気番組『帝国の子どもたち』からデビューしたZE:A。また、4Minuteと同じCUBEエンターテインメントからデビューした6人組のBEASTは、こうしたドキュメンタリー番組の最終選考に残りながら惜しくも落選したドヒュンらをメンバーに加え、今や大注目の存在となっている。

 FTIslandに続くロックグループとしてデビューしたCNBLUEは、やはり日本などでの地道なライブ活動を経て、ボーカルのヨンファがドラマ出演や音楽番組の司会を務めたことで大ブレイクし、韓国のメジャーシーンでは目立たなかったロックグループ人気に火をつけた。

 すでに日本でも知名度を上げる男性グループだが、2009〜2010年前半はさらにデビューラッシュを迎えた。1月には4人組のF.CUZがデビューしたが、早くも日本での活動のために日本語の習得や楽曲準備に入っている。超新星の後輩にあたり、5人組となったSM☆SH(スマッシュ)は、日本でのメジャーデビューが決定。平均年齢17才のキュートな美少年アイドルグループ・大国男児(テグンナマ)も、日本で行なわれたイベントで大きな注目を集め、日本進出を計画している。

 さらに韓国では7人組のHIP HOPグループInfinite、男性版Brown Eyed Girlsと呼ばれるCODE-V、次世代アイドルとして注目を集めるTEEN TOPなどが続々とデビュー。彼らもまた韓国だけでなく日本での展開を見据えており、今後のK-POP男性グループの動向にますます目が離せなくなっている。

(文:菊池昌彦)

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