ORICON STYLE

2010年07月28日
 暖かい風が吹き抜ける季節が訪れ、テレビの番組欄にも新しい顔が増えた。各局の思惑を胸に、その期待を一身に背負うこととなるのが、プログラムの“柱”、ドラマだ。この春もひと筋縄ではいかないユニークな視点のもの、頭に汗をかかせるパズル的要素のもの、見ごたえのある本格派、見終わったら誰かに話したくなる面白さ満点の1本など、個性が際立つ作品群が出揃った。主題歌というスパイスをたっぷりふりかけて召し上がれ!

Live Report 1日目【7/17(土曜)】

 全国的に梅雨明けした7月17日から3日間、今年も『ap bank fes』が静岡県掛川市の“つま恋”で開催された。『ap bank fes』が初日から晴天だったのは、初めてかもしれない。真っ青な空、蝉の声があちこちから聞こえる緑に囲まれたフィールド。このフェスで見慣れた風景のなかに、今年は新しい景色が加わった。

 これまで中央に大きなメインステージが設置されていた場所に、Bank BandがGreat Artistsを迎えるA Stageと、Band Actがライブを繰り広げるB Stageの“2つのステージ”が設置された風景がとても目新しい。そして、観客エリアも今回はブロック指定をせずに、みんなが自由にエリアを移動できるようになっていた。いくつかのそんな新しい景色からは、ここからまた『ap bank fes』の新たなるスタイルが形成されていくのではないかという予感を感じることができた。

 オープニングに登場したのはBank Band。1曲目「よく来たね」は、全国各地から“つま恋”に集まってくれたみんなを優しく迎えてくれるウエルカムソング。昨年もBank Bandが1曲目に選んだ曲だ。

 Band Actの1番手に登場したのは、夏フェス初登場の、世界の終わり。Great Artistsの1組目の阿部真央は、弱冠20才とは思えない堂々たる歌いっぷりだった。大歓声で迎えられたFUNKY MONKEY BABYSは、Bank Bandの生演奏で歌うという、普段の彼らのライブとは違うパフォーマンス形態に。DJケミカルの白いランニングには、手書き文字で“ミスチル”“抱きしめたい”と書いてあって、場内は大ウケだった。

 真夏の空にMONGOL800の音楽が力強く鳴り響いたあとは、40分の休憩をはさんで、Mr.Childrenが登場。これまでの『ap bank fes』では一番最後に登場していた彼らが、この時間帯にライブをやるのは初めてのこと。これもまた6回目の『ap bank fes』の新しい風景になった。BankBandと共にステージに立ったCoccoは、「こんな大きな意思と大きな音楽を持ったステージで歌わせてもらって嬉しいです」という言葉を残し、横山剣(クレイジーケンバンド)は、あのキメ言葉「イイネ!」を連発!

 このBank Bandパートを締めくくったのはwith Salyuという形で披露された「to U」。彼女と櫻井和寿が歌声を重ね合わせていく「to U」は、このフェスにはなくてはならないテーマソングだ。Band Actの最後は、2年ぶりに“つま恋”に帰ってきたレミオロメン。現在ツアー中の彼らは、そのツアーの勢いをそのまま夏フェスに持ち込んで、一瞬で観客をレミオロメンのライブに巻き込んでいった。

 そして、初日の大トリを務めるのはBank Bandだった。そう、これも『ap bank fes』で観る初めての風景……。1日目を観ただけでも、『ap bank fes』は常に新しいことを取り入れ、進化しているフェスなのだということを再確認することができた。

【出演アーティスト】(50音順)
Bank Band with Great Artists/  阿部真央  FUNKY MONKEY BABYS   Cocco   横山剣
Bank Act/ 世界の終わり  Mr.Children  MONGOL800  レミオロメン

(文:松浦靖恵/写真:渡部 伸、石渡憲一)
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沿志奏逢3
Bank Band
発売日:2010/06/30 [アルバム] 価格:\3,059(税込)
トイズファクトリー 品番: TFCC-86327

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