ORICON STYLE

2009年08月26日
 今年10回目となるJ-WAVE主催の真夏の音楽祭『J-WAVE LIVE 2000+9』が、8月14日、15日、16日、国立代々木競技場第一体育館で開催された。ライブの合間には、J-WAVEの名物パーソナリティ達によるバックステージ・インタビューの生中継があるなど、J-WAVEならではの演出でも楽しませてくれた。

 初日、14日のトップバッターを務めたのはflumpool。「みんな楽しむ準備はいいですか!初日の一発目、盛り上げていくので、みんなも協力して!」と、山村隆太(Vo)が叫ぶ。このひと言に、それまで少し固かった会場の空気も替わり、観客は自然と身体を揺らし始めた。映画主題歌で話題の最新ナンバー「MW」の他、ヒット曲「花になれ」や「Over the rain」など全5曲を熱演。爽快感溢れるアップテンポの「夏DIVE」では、間奏でステージを走り回るメンバーの姿も見られた。

 このイベントには今回で2度目の出演となるBoAは、ダンサーと一緒に登場。「少し緊張もあるけど、こんな良いライブに呼んでもらえて嬉しいです」。現在アメリカで活動中の彼女に、客席からは「BoAちゃんお帰りー」という声も挙がった。全米デビューアルバムから「Eat You Up」「Energetic」など、圧巻のダンスパフォーマンスで観客を魅了。ラストは「I Did it For Love」から、マイケル・ジャクソンのフレーズを挿入し、そのまま「QUINCY」へと一気にノンストップでつないだ。

 ピアノのジャジーな音色に乗ってステージに現れたJUJU。情感タップリの切ない歌声と、おもしろいトークで客席を楽しませた。『J-WAVE LIVE』にはずっと出たかったそうで、「みなさんと出会えて良かったです」とコメント。「素直になれたら」「やさしさで溢れるように」などヒット曲を次々披露。ラストは、JAY'EDの登場で一段と盛り上がった場内。「明日がくるなら」を噛みしめるように聴き入る女性ファンも多かった。

 スキマスイッチのステージは、勢いのある「ガラナ」でスタート。自然とわき起こる手拍子に笑顔の2人。「雫」「奏」としっとりと聴かせるナンバーの後、「それでは盛り上がる曲行きましょう。後半戦に向けて身体動かしたいでしょ?アップテンポ行きましょう」と、観客をあおる大橋。「全力少年」では、ステージを駆け回り、観客も手を振って盛り上がる。ラストの「虹のレシピ」では、コーラスを観客と一緒に大合唱。すばらしい一体感でステージを終えた。

 続いて、セクシーなドレスに身を包んだ倖田來未。「Lick me」のノリのいいポップなサウンドで、会場を華やかに。キュートでセクシーなダンスパフォーマンスも見せてエロカワの本領も発揮。中盤、スペシャルゲストのmisonoが「久しぶりー」と手を振りながら登場すると、客席の興奮は爆発。仲良し姉妹ならではのノリノリのトークを展開した後、「It's All Love」を披露。ステージ全体を使い、右へ左へと走り回るふたり、トークもステージングも姉妹で息ぴったりだった。他にも「走れ」ではバスケットボールを使ったパフォーマンスも見せてくれた彼女。「Joyful」では、倖田のかけ声に合わせ全員で一斉にジャンプ。客席に投げキッスを贈り、ステージを後にした。

 RIP SLYMEは「主にターンテーブルを使って、HIP HOP的なニュアンスでラップしてるRIP SLYMEです」と、トボけた調子。最新作『JOURNEY』に収録の「Good Day」や「GALAXY」などコミカルでポップなナンバーが目白押し。ビジョンにはインベーダーゲームの映像が使われたりと、見た目にもにぎやかで実に楽しいステージを繰り広げた。「SPLASH」「楽園ベイベー」「熱帯夜」など夏っぽいナンバーも次々と披露し、MC4人が縦横無尽にステージを駆け回った。最後の「JOINT」では、4人と観客がタオルを振り回して、最高潮に盛り上がった。

 初日のトリは、バックステージインタビューで「完全燃焼します」と笑いながら語っていたユニコーン。最新アルバム『シャンブル』に収録の「ひまわり」で、ステージが始まった。同アルバムからはギターの手島いさむがボーカルをとる「オッサンマーチ」や、阿部義晴がボーカルの「WAO!」も演奏。「ヒゲとボイン」「大迷惑」など懐かしのナンバーもたっぷりで、観客は声をあげて一緒に歌い、興奮を抑えきれない様子で何度も「オー」と雄叫びをあげる奥田民生。アンコールでは名曲「すばらしい日々」を披露。「すいません。初めて出るのに、アンコールまで」と笑顔の民生。今日1日のすばらしい時間が走馬燈のように甦る、感動的なラストシーンになった。

(文:榑林史章)
(写真:三吉ツカサ)

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