ステージ、カメラの前に立ち続け、日本だけでなく世界にその名を知らしめてきた役所。俳優としてこれまでに輝かしいキャリアを持ちながら、今回は自ら監督を務め、初めて異なる立場から映画製作に携わる。そのなかには、これまでに気付かなかった驚きと発見があり、公開を目前に控えて今、わが子を世に送り出す親のような、大きな期待と不安を抱いている。 【役所】 準備から最終的な仕上げ作業まで、監督は想像以上に時間がかかりますね。大変だと思いました。撮影現場の雰囲気はわかりますけど、その後の仕上げ作業はまったく経験のないことだったので。その部分の撮影期間より長い時間のなかで、映画というものがどんどん豊かになっていく体験したことには、驚きもたくさんありましたね。 撮影では、俳優もやって、監督でもあったわけですから、キャストとスタッフにずいぶん負担をかけました。本番のときに監督がカメラのヨコにいなかったり、俳優さんたちと落ち着いて芝居を作っていく時間も十分になかったりとか・・・。そういう意味で、出来上がったときは、参加してくれた関係者皆に本当に感謝したい気持ちでいっぱいでした。 今はこうして、ひとりでも多くの方に作品を観てもらえるように宣伝活動をしているわけですけど、俳優として参加したときと違うのは、この作品自体が、一緒に作った仲間との子供みたいな感じがしていること。これから映画はひとり歩きしていきますけど、かわいがってもらったり、いじめられたりすることもあるかもしれない(笑)。友達がたくさんできればいいなという気持ちです。でも、かわいがってもらいたいですよ。皆さんにいじめられないように、このコの魅力を少しでもたくさんしゃべって、なんとか世に送り出したいなと(笑)。 役所広司(やくしょこうじ) 瑛太(えいた) 【ストーリー】 監督:役所広司
6月6日より全国ロードショー P R
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